1月上旬に京都市伏見区の宝塔寺に参拝した後、南に約20分歩き、藤森神社(ふじのもりじんじゃ)を訪れました。
藤森神社と言えば、勝運を授けてくれることで有名です。
特にスポーツの大会などに出場する予定はありませんが、今年1年の間に何か競わなければならないことがあった場合に備えて必勝祈願をしておきましょう。
正月の雰囲気が感じられない境内
藤森神社には、京阪電車の墨染駅から北東に5分ほど歩くと到着します。
駅からだと南側の鳥居が近いのですが、今回は西側の鳥居から境内に入ることに。
西側の鳥居には、ここが藤森神社であることを示す扁額がかかっています。
鳥居をくぐって参道へ。
参拝者が全くいません。
それどころか、まだ年が明けて間もないのに正月らしさも感じられません。
本殿の前にやってきても、普段と変わりないですね。
仮設のお守りの授与所がありましたが、閉まっていました。
本殿の近くには、今年の元日は振舞酒などの授与を中止するとの案内があったので、例年のような賑やかな三箇日ではなかったようです。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
この本殿は、江戸時代の正徳2年(1712年)に中御門天皇から宮中賢所(かしこどころ)の建物を下賜されたものです。
祭神として祀られているのは、神功皇后(じんぐうこうごう)、素盞鳴命(すさのおのみこと)他5柱です。
また、東殿には2柱、西殿には3柱の祭神が祀られています。
しっかりと勝運を授かれるように祈願しておきましたよ。
手水舎近くでは、赤色のサザンカがたくさん咲いていました。
このサザンカは、毎年、冬になると多くの花を咲かせ境内を明るくしてくれていますね。
手水舎近くの神馬。
躍動感があります。
藤森七福神も拝んで、福を授かっておきましょう。
本殿の東側にある神功皇后御旗塚。
かつて、新撰組局長の近藤勇が祈願して腰痛が治ったと伝えられています。
「勝」と「馬」の絵馬。
藤森神社は、馬の神社としても知られており、競馬ファンの方の参拝も多いです。
馬券の必勝を祈願した絵馬が多いですよ。
また、競馬関係者の方もよく参拝しており、以前、宝物殿で騎手の方のサインを見たことがあります。
ちなみに宝物殿には、誰でも無料で入ることができますよ。
こちらは、兜をかぶった金太郎。
藤森神社は、菖蒲の節句発祥の神社としても知られています。
帰りは、南側の鳥居から外に出ます。
こちらの鳥居には、扁額がかかっていません。
近藤勇が、幕末動乱期に取り外したと言われています。
1月上旬の藤森神社は、とても人が少なく静かでした。
以前、元日に参拝した時は本殿前に長蛇の列ができていたのですが、まるで嘘のようです。
まだまだ新型コロナウイルスの影響があるようですね。
この後は、御香宮神社に参拝します。
なお、藤森神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。