10月22日に京都市左京区の平安神宮に時代祭を見に行きました。
この日は、神苑の無料公開も実施されていたので、拝観してきました。
西神苑を見終えて、次に向かったのは中神苑です。
蒼龍池と臥龍橋
西神苑から細い遊歩道を東に歩いて行きます。
この遊歩道は、本殿の北側になり、細い小川がさらさらと流れています。
中神苑の入り口にやって来ました。
中神苑も西神苑とよく似た造りとなっていて、庭の大部分が蒼龍池と呼ばれる池になっています。
蒼龍池の水面には、周囲の木々と頭上の青空が映っていました。
この日は、雲が少なく青空がきれいでした。
池泉式の庭園は、晴れている日に鑑賞したいですね。
中神苑の南側から蒼龍池を北東に眺めます。
木々の背が高いため、街の景色が視界に入ってきません。
京都市内では、このようにして街の建物が見えないように工夫している庭園が多いですね。
池の中には、石が2つ浮かぶように置かれています。
中神苑には、お休処があるので、休憩しながら庭園を眺めることもできますよ。
この日は、休憩している人が少なかったので、のんびりとお茶やお菓子を食べながら中神苑の風景を楽しめたことでしょう。
蒼龍池の中に置かれた平らな石の上に立ち、西向きに中神苑を眺めます。
秋空が清々しい。
こちらの円い石でできた橋は、臥龍橋です。
臥龍橋は、天正年間(1573-1592年)の三条大橋と五条大橋の橋脚を使って造られたものです。
臥龍橋は、渡ることができますよ。
夏には、蒼龍池でスイレンが咲きますが、臥龍橋の上からだと、間近にスイレンの花を見下ろすことできます。
臥龍橋を渡っている途中の写真撮影は、池に落ちないよう、十分に注意しなければなりません。
蒼龍池では、5月にカキツバタが咲きますから、ゴールデンウィークに拝観するのも良いですね。
臥龍橋越しに見るお休処。
スイレンが咲いていれば、もっと華やかな写真になったのですが。
ただ、近年、中神苑のスイレンは減少しているので、夏場でも花数は少なめです。
中神苑の南東角に石橋が架かっているので、ここを渡り東神苑に向かいます。
10月の中神苑は、蒼龍池の水面が鏡のようになって、きれいに秋空を映していました。
花は咲いていなかったので、華やかではありませんが、木々の緑がきれいでしたよ。
この後は、東神苑を鑑賞します。