平安神宮の応天門前で維新勤王隊列の奏楽を見る・時代祭2021年

毎年10月22日は、平安神宮の祭礼である時代祭が行われます。

昨年は、新型コロナウイルスの影響で規模が縮小されて行われました。

今年は、普段通りの時代祭になることを祈っていましたが、昨年と同じく規模縮小での実施となりました。

それでも、10月22日には、平安神宮で、維新勤王隊の奏楽が行われるということだったので見に行ってきました。

維新勤王隊の演奏

平安神宮には、地下鉄の東山駅から北東に徒歩約10分で到着します。

10月22日は、雲一つない秋晴れの空で、朱色の大鳥居が、とても美しく見えました。

大鳥居

大鳥居

大鳥居をくぐってまっすぐ北に進んでいくと応天門が現れます。

応天門

応天門

9月までは緊急事態宣言で閑散としていた京都ですが、徐々に人出が戻り、応天門前は多くの観光客の方で賑わっていました。

時刻は午前10時40分ころ。

本殿では、時代祭の神事が行われており、維新勤王隊の笛の音が聞こえてきました。

その音色は少しずつ応天門に近づいてきます。

でも、そのまま応天門にはやって来ませんでした。

昨年は、応天門で維新勤王隊の演奏が行われ、今年も同じように応天門で午前11時に演奏が行われる予定になっています。

そのことを知っている人はほとんどおらず、応天門前で場所取りをしているのは私一人だけ。

時刻は午前11時15分ころ。

予定より少し遅れて、維新勤王隊が応天門にやって来ました。

維新勤王隊の登場

維新勤王隊の登場

維新勤王隊は、時代祭の時と同じように戊辰行進曲を演奏しながらやって来ました。

そして、応天門前に整列。

整列

整列

応天門前では、約3分間、神前奏楽とも呼ばれている朱雀行進曲が演奏されました。

朱雀行進曲は、時代祭当日に京都御所出発前と平安神宮到着時だけに演奏される特別な曲です。

維新勤王隊の演奏は、動画を撮影しましたので、ご覧になってください。

時代行列で、維新勤王隊は、先頭を進みます。

慶応4年(1868年)から明治2年(1869年)まで続いた新政府軍と旧幕府軍との戊辰戦争で、丹波の国北桑田郡山国村の有志が山国隊を結成し、新政府軍に加わっています。

維新勤王隊は、この山国隊を模したものです。

朱雀行進曲の演奏が終わると、維新勤王隊は右を向き、戊辰行進曲を演奏しながら退場します。

退場

退場

それに合わせて、すかさず、応天門の裏に移動。

応天門を下りる維新勤王隊

応天門を下りる維新勤王隊

維新勤王隊が行進する様子を間近で見ることができました。

維新勤王隊は、西に向きを変え、額殿まで演奏しながら行進していきます。

額殿わきに整列する維新勤王隊

額殿わきに整列する維新勤王隊

そして、額殿わきで整列し、ここで演奏は終了しました。

今年も時代行列を見ることはできませんでしたが、維新勤王隊の方々のおかげで、少しだけ時代祭の雰囲気を楽しむことができましたよ。

維新勤王隊の奏楽を見た後は、大極殿に向かいます。

四神の旗と大極殿

四神の旗と大極殿

境内の中央には、四神の旗が青空を背景に立てられていました。

大極殿の屋根の下には、帽額(もこう)がかかっていました。

帽額

帽額

この帽額は、普段は見られません。

大極殿に上がると、時代祭で祭神が乗る鳳輦(ほうれん)が展示されていました。

大極殿の上は写真撮影禁止だったので、鳳輦の写真はありません。

本殿にお参りを済ませた後は、境内を少し歩くことに。

維新勤王隊の記念撮影

維新勤王隊の記念撮影

境内の中央では、維新勤王隊の方々が、記念撮影をしていましたよ。

今年も、時代祭は規模が縮小されて行われましたが、平安神宮には大勢の方が訪れ、久しぶりに賑やかな平安神宮を見ることができました。

この後は、無料公開された神苑を見に行きます。

なお、平安神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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