9月下旬に京都市上京区の梨木神社に萩を見に行った後、西隣の京都御苑を訪れました。
京都御苑には、年に何度も訪れています。
京都市中心部にありながらも緑が豊かで、四季折々の景色を見ることができます。
そのため、京都御苑は、京都観光の定番になっていますね。
夏が終わった京都御苑
京都御苑の最寄り駅は、地下鉄の丸太町駅、もしくは、今出川駅です。
どちらの駅からもすぐに京都御苑に到着します。
今回は、北東角にある石薬師御門から京都御苑内に入ります。
京都御苑の入り口は9つあり、御所九門と呼ばれています。
石薬師御門も御所九門の一つです。
石薬師御門をくぐった先は無人。
秋の観光シーズンにはまだ早いので、この時期に京都御苑を訪れる人は少なめです。
また、緊急事態宣言が出ている最中ですから、いつもの9月より、さらに人が少なくなっています。
京都御苑の北東角にはグラウンドがあります。
遊んでいる子供は全くいませんね。
京都御苑には南東にもグラウンドがありますよ。
グラウンドの南側は、木々が生い茂っています。
京都御苑は、森の博物館と呼ばれているようにたくさんの植物や野鳥を見ることができます。
西に向かって歩いて行きます。
こちらは、中山邸跡です。
ここは、明治天皇生誕地として知られていますね。
京都御所の北東角までやって来ました。
北東角の塀には、御幣を担いだお猿さんがいます。
ゆえにこの付近は、猿ヶ辻と呼ばれています。
北東は鬼門を表しており、お猿さんは鬼門を守護しています。
幕末には、この付近で姉小路公知(あねがこうじきんとも)が暗殺された猿ヶ辻の変が起こっています。
京都御所の塀沿いを西に歩き、ちょうど北側の中央付近にやって来ました。
ここには、朔平門(さくへいもん)が建っています。
朔平門の奥には、皇后宮常御殿があります。
10年以上前に京都御所の一般公開で、皇后宮常御殿を見たことがありますが、それ以来公開はされていません。
ちなみに京都御所は、毎週月曜日以外は基本的に無料で拝観できますよ。
朔平門の北にある近衛邸跡は糸桜の名所として知られています。
夏が過ぎ、葉の色が少しずつオレンジ色に変わりつつあります。
初秋らしい風景です。
初秋と言えば、近衛邸跡では、萩とヒガンバナも咲いていました。
京都御苑の北西の休憩所では、まだサルスベリが少しばかり咲いていました。
このサルスベリの花が散ると、京都はさらに秋らしい気候になりそうですね。
北西角の乾御門から外に出ます。
そして、今出川通を北に少し歩き、大聖寺に萩を見に行きます。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。