6月中旬。
京都市伏見区の伏見稲荷大社に参拝しました。
伏見稲荷大社は、全国にある稲荷神社の総本宮で、五穀豊穣や商売繁盛の神さまとして広く崇敬を集めています。
近年は、海外からの旅行者に非常に人気があったのですが、最近は、新型コロナウイルスの影響で参拝者が激減しています。
茅の輪くぐり
伏見稲荷大社の最寄り駅は、JRの稲荷駅です。
駅を出ると目の前に伏見稲荷大社の第一鳥居が立っています。
京阪電車だと、伏見稲荷駅から東に徒歩約5分です。
以前は、第一鳥居の前には、多くの観光客の姿があったのですが、今は、閑散としています。
鳥居をくぐって参道を東に歩きます。
そして、楼門の前にやってきました。
楼門の前も、かつては多くの観光客の方たちが記念撮影をしていたのですが、今は人の姿が少なくなっています。
2019年までは、人がいない楼門を撮影することが難しかったんですけどね。
楼門には、茅の輪が設置されていました。
京都の神社では、6月になると夏越(なごし)の祓が行われます。
夏越の祓は、年明けからの半年間に体についた罪や汚れを祓う行事です。
神社に設置された茅の輪をくぐることで、罪や汚れを祓うことができます。
それでは、茅の輪をくぐって半年間の罪と汚れを祓いましょう。
楼門をくぐると、外拝殿(げはいでん)があり、その奥の石段上に本殿が建っています。
本殿にお参りをして、商売繁盛を祈願しましょう。
本殿にも人が少なく、待つことなく参拝できましたよ。
本殿に参拝した後は、千本鳥居をくぐりに行きます。
千本鳥居にも、ほとんど人がいませんね。
今年いっぱいは、千本鳥居が混雑することはなさそうです。
千本鳥居の先にある奥社奉拝所も人がまばらでした。
ここから、さらに稲荷山を歩くお山めぐりができますよ。
千本鳥居を引き返します。
そして、途中で北側に進路を変えた後、西に向かって歩くと啼鳥菴が建っています。
啼鳥菴は営業をしていましたが、人は少ないようでした。
啼鳥菴で休憩しながら、景色を眺めます。
八島ヶ池の木々が緑色。
梅雨ということもあり、植物が生き生きとして見えますね。
再び、楼門の近くに戻ってきました。
枝垂れ桜も、緑色の姿に変わっていました。
ちょっと前まで春だったと思っていたら、もう夏がすぐそこまで近づいています。
外拝殿の南側にある松の下屋は、いつも門が閉まっています。
ただ、特別公開されることもありますから、その時には拝観しておきたいですね。
帰りも茅の輪を逆にくぐって楼門から参道に出ます。
参道はほとんど無人。
早く以前のような活気がある伏見稲荷大社に戻ってほしいと思う反面、人が少ないと落ち着いてお参りできて良いなとも思いましたよ。
なお、伏見稲荷大社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。