5月末に京都市東山区の円山公園を散策した後、西隣に建つ八坂神社に参拝しました。
八坂神社は、祇園の象徴ともいえる神社で、毎年7月には祇園祭が行われます。
祇園を訪れる旅行者や観光客の方が多いことから、八坂神社も、いつも賑わっています。
ただ、2020年以降は新型コロナウイルスの影響で京都を訪れる旅行者が減ったため、八坂神社も人が少なくなっています。
無人に近い境内
八坂神社の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅からは、四条通を東に5分ほど歩くと、八坂神社の西楼門の前に到着します。
今回は、円山公園から八坂神社に向かったので、北東の鳥居から境内に入ることに。
鳥居をくぐって左に曲がります。
境内の東側には、美御前社(うつしくごぜんしゃ)があり、女性の参拝者に人気があります。
いつもなら、社殿の前に列ができているのですが、この1年間、お参りをしている人の姿を見ることが少なくなっています。
それでも、鳥居の下では、清らかな美容水が途絶えることなく流れ続けています。
境内が静かなため、水が落ちる音が大きく聞こえます。
境内の中心部分も、ほとんど人がおらず、閑散としていました。
普段は人がいない八坂神社を撮影するのは難しいのですが、今は、ガイドブックに掲載されているような写真を撮り放題です。
境内東側の末社付近のカエデは、黄緑色の葉をたくさん付け初夏らしい景色を見せてくれました。
でも、京都は5月中旬に梅雨入りしているんですけどね。
それでは本殿にお参りをしましょう。
祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)は、厄除のご利益を授けてくれますから、早くコロナ騒ぎが収まるようにお願いしておきましょう。
参拝者が少ないので、願い事を聞いてもらえそうですよ。
本殿の西側には、茅(ち)の輪が設置されています。
八坂神社では、祇園祭の最終日である7月31日に茅の輪が登場するのですが、コロナウイルスが流行し始めた2020年春から、ずっと出ています。
一時的に茅の輪がなくなったこともありましたが、1年以上、ほぼ置かれ続けている状況です。
本殿の裏側の木々も緑色。
青空も清々しいですね。
京都観光にはもってこいの日でしたが、緊急事態宣言が出ているため、京都を訪れる人は非常に少なくなっています。
縁結びの大国主神社の前では、祭神の大国主命(おおくにぬしのみこと)と因幡の白兎が、マスクを着けています。
この姿も、長いこと見ていますね。
西楼門から境内を出ます。
西楼門の前には、サツキがたくさん植えられており、5月下旬に見ごろとなるのですが、すでに今年は見ごろを過ぎていました。
サツキを見たくて八坂神社を訪れたのですが、残念です。
西楼門の前では、本殿が国宝に指定されたことを祝うのぼりが立っていましたよ。
八坂神社は、これからも、しばらくは人が少ない日が続きそうです。
この後は、建仁寺に参拝します。
なお、八坂神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。