5月上旬。
京都市左京区の要法寺(ようぼうじ)に参拝しました。
要法寺では、毎年、ゴールデンウィーク頃に境内にある清涼池でカモの雛が誕生します。
そして、6月になると、親ガモと一緒に子ガモが道路を歩いて鴨川に引っ越しをします。
すでにゴールデンウィークも終わっているので、そろそろ雛も大きくなっていそうです。
清涼池に14羽の鴨
要法寺の最寄り駅は、地下鉄の三条京阪駅または京阪電車の三条駅です。
駅から三条通に出ると、かつて、いろは旅館が建っていた場所に京都悠洛ホテル Mギャラリーが見えます。
京都は、あまり変化がないように思われがちですが、意外と建物の建て替えなどが行われており、街の景色が常に変わっています。
三条通の景色を見ながら東に3分ほど歩き、途中で北に曲がり、すぐに東に曲がって直進すると要法寺の西門の前に到着します。
駅からは、徒歩約5分ですね。
西門の前には、「南無妙法蓮華経日蓮」と刻まれた石柱が立っていました。
この石柱は、日蓮宗の開祖である日蓮聖人の生誕800年を記念して、令和3年(2021年)2月16日に建立されたものです。
3月にも、三春滝桜を見に要法寺を訪れましたが、この石柱には全く気づきませんでした。
西門から境内に入ります。
五月晴れの空の下、大きな本堂がどっしりと建っています。
本堂の前の三春滝桜は、全身緑色。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂の前の清涼池は、静かであります。
池の石の上では、カモが4羽いました。
子ガモのようですね。
随分と大きく成長しています。
池の中でも、子ガモが昼寝をしていました。
いかだの上には、親ガモもいました。
こうやって見ると、まだまだ子ガモは、体が小さいですね。
この日は、清涼池にカモが14羽いました。
2羽が親ガモですから、子ガモは12羽です。
子ガモは、小さいときにネコなどの外敵に襲われることがありますが、今年は大丈夫だったのでしょうか。
カモたちは、時折、池の中を泳ぎまわりますが、すぐに石の上やいかだの上で休憩します。
清涼池では、カメも甲羅干しをしていましたよ。
清涼池の周囲には、サツキが植えられており、ちらほらと赤色の花が咲き始めていました。
例年なら、まだ京都市内でツツジがきれいに咲いている頃ですが、今年は、早くもツツジが終わりに近づき、サツキの季節に入ろうとしています。
サツキが満開になる頃にカモたちは、鴨川に引っ越しをするのではないでしょうか。
帰りは、表門の横から外に出ました。
表門の前にも、「南無妙法蓮華経日蓮」の石柱が建っていましたよ。
この後は、南禅寺に新緑を見に行きます。
なお、要法寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。