元日に護王神社に初詣に行った後、烏丸通を南に15分ほど歩いて六角堂に参拝しました。
六角堂には、年に何度か参拝します。
烏丸御池のビジネス街に近い便利な場所に建っているので、ちょっとお参りしていこうと思ったときにちょうど良いお寺ですね。
冬の六角堂の風景
六角堂には、地下鉄烏丸御池駅から南に約5分歩くと到着します。
烏丸通から六角通を東に入り、六角堂の山門前にやってきました。
山門をくぐります。
正面には、屋根が六角形をした本堂が建っています。
元日ではありますが、参拝者は、それほど多くはありません。
普段より、やや多いくらいですね。
本堂の前では、ハボタンが並んでいました。
六角堂の本堂前は、季節に応じて様々な植物が並びますよ。
活花の池坊会館と隣接していることと関係があるのでしょうか。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
六角堂は、西国三十三所観音霊場第十八番札所、洛陽三十三所観音霊場第一番札所になっています。
西国三十三所をすべて巡るのは大変ですが、洛陽三十三所であれば京都市内に全てあるのでお参りしやすくなっていますよ。
洛陽三十三所観音霊場の詳細については、以下のウェブサイトをご覧になってください。
本堂にお参りを済ませ、後ろの池にやってきました。
池には、いつもハクチョウがいます。
寒い冬でも、ハクチョウは水の中にいて平気なのでしょうか。
頭を水の中に入れたりしていましたが、その姿を見ていると、こっちが寒くなってきます。
池の近くには、ススキがありました。
ススキを見ると、秋に逆戻りしたような気分になります。
境内では、お正月らしく、所々に鏡餅が置かれていましたよ。
こちらは、一言願い地蔵。
その名のとおり、一言だけ願い事をします。
首をかしげているのは、お参りに来られた方の願いを叶えようかどうか考えているのだとか。
願いを聞き届けてくれるかどうかは、自分の信念次第だそうです。
欲張っていくつも願い事をすると、叶えてもらえないかもしれませんね。
境内は、サザンカも花を咲かせていました。
境内の西側にやってきました。
こちらには、多くのお地蔵さんがいらっしゃいます。
冬になると、お地蔵さんの頭に帽子が被せられます。
北向に座っていらっしゃるお地蔵さまは、北向地蔵尊です。
六角堂の北には京都御所があります。
北向地蔵尊は、京都御所を守護するために北を向いているんですね。
昔は、京都御所を守護することは人々の生活を守ることにつながっていました。
北向地蔵尊は、人々の生活を守ってくれる霊験あらたかなお地蔵さんなのです。
たくさん並ぶお地蔵さんの中には、寝転がっているお地蔵さんもいますよ。
このお地蔵さんを見つけるのも、六角堂に参拝した時の楽しみのひとつですね。
本堂に新年のお参りを済ませたので、そろそろ六角堂から出ましょう。
いつもは境内にたくさんいるハトが、この日はほとんどいませんでした。
寒さで、六角堂までやって来れないのかもしれませんね。
なお、六角堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。