10月21日に京都市左京区の平安神宮にある神苑を鑑賞しました。
中神苑まで見た後、最後にやってきたのは東神苑です。
東神苑は、平安神宮の神苑の中では最も広々としており、その景色が、とても爽快なんですよね。
栖鳳池に映る白雲と青空
東神苑の入り口では、緑色の木々に混ざって赤色のカエデが目立っていました。
このカエデは、紅葉しているように見えますが、もともと赤色の葉をしています。
京都の紅葉はまだ先で、毎年11月中旬からが紅葉シーズンです。
東神苑は、ほとんどが栖鳳池と呼ばれる池で占められています。
大正初年に造られた東神苑は、大宮人の舟遊びを想定した栖鳳池を中心に東山連山を借景としています。
西神苑の白虎池や中神苑の蒼龍池よりも、はるかに大きな栖鳳池は、ちょっとした湖のように見えます。
池の西側に建つ建物は貴賓館の尚美館です。
尚美館があることで、古都らしさを感じられますね。
この日は、晴れていたこともあり、水面は鏡のようになって、青空や白雲を映し出していました。
奥に見える泰平閣が、まるで空に浮いているように見えますね。
木々の間から見る栖鳳池も、爽やかであります。
緑が多いと、まだ夏のように感じます。
でも、気温は夏より10度ほど低いので、東神苑を散策していても汗をかくことはありません。
泰平閣を渡ります。
泰平閣の中は、欄干の近くで腰を掛けて、東神苑を鑑賞できるようになっていますよ。
また、泰平閣にはコイのエサも用意されています。
池のコイにエサをあげていると、平安貴族のような気分を楽しめますね。
栖鳳池の北側には、八重紅枝垂れ桜が植えられています。
春は、泰平閣から見る八重紅枝垂れ桜が、とてもきれいですよ。
4月には、ぜひ平安神宮の神苑を鑑賞してください。
泰平閣を渡り、東神苑の西側にやってきました。
ここからは、遠くに東山を望むことができ、晴れている日には、栖鳳池、木々や山の緑、青空がとてもきれいに見えます。
ビルが一切視界に入らないのもすばらしいですね。
尚美館では、時代祭の織田港上洛列の甲冑展示も行われていました。
神苑をすべて見終えたので、出口に向かいます。
もう一度、振り返って神苑を眺めると、松の緑と青空が、とてもきれいでした。
神苑を出て境内に戻ってきました。
秋空の下の応天門も雅でしたよ。
平安神宮の神苑は、とても広いので、散策しがいがあります。
平安神宮に参拝した際は、ぜひ、神苑も拝観してください。
なお、平安神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。