7月下旬に京都市左京区の南禅寺に参拝した後、近くの最勝院を訪れました。
最勝院は、南禅寺の近くに建っているのですが、参拝する人は少な目です。
特に旅行者や観光客が少なくなる夏は、境内で人の姿をほとんど見かけませんね。
本堂前で咲くキキョウ
最勝院の最寄り駅は、地下鉄の蹴上駅です。
駅からは、北東に10分ほど歩けば最勝院の参道前に到着します。
南禅寺境内から水路閣を抜けて、東に少し歩いたところですね。
最勝院の参道は、カエデの緑や水路閣の水の流れのためか、気温がやや低く感じます。
参道を進み、山門をくぐって境内へ。
正面に本堂が建っているのでお参りをしましょう。
本堂の前ではキキョウが咲いていました。
無人の境内で誰にも見られることなく、ひっそりと咲くキキョウの花は、自由な時間を満喫しているようであります。
キキョウの近くには、タヌキの夫婦もいますよ。
いつも、仲睦まじい姿を参拝者に見せてくれます。
アジサイもまだ咲いていました。
カラカラに乾燥しつつありましたが、まだきれいな姿を保っています。
最勝院の境内は、山の中にあり、日陰が多いです。
アジサイがまだ残っていたのは、それが理由なのかもしれません。
先ほどのタヌキの夫婦の近くには、縁結びの松が植えられています。
この縁結びの松は、カエデとサルスベリの木がくっついている珍しい松です。
一体どうやってくっついたんでしょうね。
本堂の隣のお地蔵さんたち。
お地蔵さんたちには、日があたって暑そうです。
それでも、無言で立ち続けている姿に我慢強さを感じます。
本堂の前のカエデの葉が、まだ鮮やかな黄緑色をしていました。
カエデの葉は、そろそろ深緑色になり、木の上の方が赤くなり始める頃ですが、境内に日差しが入りにくいので、最勝院のカエデは、新緑に近い色を保っています。
そろそろ境内から出ることにしましょう。
最後に境内を見渡すと、夏の雰囲気が漂っていました。
例年なら、梅雨明けしていてもおかしくないのですが、今年の京都はなかなか梅雨が明けません。
雨の日が続きますが、気温が上がらないのはありがたいですね。
なお、最勝院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。