7月中旬に京都市東山区の東福寺にハスを見に行った後、近くの勝林寺に参拝しました。
勝林寺も、東福寺と同じように7月には、境内でハスを見ることができます。
ハスの数はそれほど多くありませんが、この時期に東福寺に参拝した際は、勝林寺にも立ち寄りたいですね。
爽やかな花手水
勝林寺には、JRまたは京阪電車の東福寺駅から南東に6分ほど歩くと到着します。
民家に挟まれた石段が勝林寺の入り口です。
石段の脇には、毘沙門天ののぼりがたくさん立っています。
勝林寺の毘沙門堂に安置する毘沙門天立像は、高さが145.7cmの等身大に近い一木造の像で、長く東福寺の仏殿の天井内に密かに安置されていたものです。
江戸時代に勝林寺の開山の高岳令松(こうがくれいしょう)が発見し、勝林寺の本尊として祀ったと伝えられています。
石段を上り境内に入ります。
この日は、参拝者の数が多かったです。
何かが行われるのでしょうか。
勝林寺は、御朱印が人気のお寺ですから、それを授かろうと参拝した方々かもしれません。
それでは、本堂にお参りをしましょう。
本堂の前のカエデは、緑色の葉が美しいですね。
勝林寺のカエデは、吉祥紅葉と呼ばれ、古来より紅葉の美しさから吉祥天が宿るモミジと伝えられています。
美しさ、良縁を求める女性にご利益があり、邪気を払うとも言われていますよ。
かつては、祇園の舞妓や芸妓の姿も見られたそうです。
手水鉢には、たくさんの花が添えられていました。
勝林寺では、御朱印とともに花手水も人気になっています。
今の次期らしく、ユリの花もありますね。
手水鉢の縁には、小さなお地蔵たんたちもいらっしゃいましたよ。
竹の筒から流れる水も清らかであります。
ハスと緑の境内
境内のハスは、正午を過ぎていたことから、閉じているものが目立ちました。
緑色のカエデを背景に見るハスもきれいですね。
苔の上には、ハスの花弁が散っていました。
きれいに咲いていたハスが散るのを見ると、花の命のはかなさを感じます。
ハスの奥へと石畳が続き、その周りにカエデの壁ができています。
普段は、これ以上中に入ることができないので、遠くから眺めるだけです。
玄関の近くでは、赤色の傘が置かれていました。
赤色の傘を見ていると、どことなくハスの花に見えてきます。
ゆっくりと閉じていく赤色のハスを見ながら、勝林寺を後にしました。
勝林寺のハスは、7月中はきれいに咲いていそうです。
花手水もきれいですので、参拝した際には、ぜひ、ご覧になってください。
なお、勝林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。