5月下旬。
京都市東山区の豊国神社に参拝しました。
豊国神社には、天下統一を果たした豊臣秀吉が祀られています。
歴史的に有名な人物が祀られている豊国神社ですが、普段は、参拝者が少な目です。
初夏の散策しやすい気候でも、豊国神社に人が増えることはほとんどないですね。
サツキが咲く境内
豊国神社には、京阪電車の七条駅から北東に7分ほど歩くと到着します。
豊国神社の前には、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に朝鮮兵の耳や鼻を埋めた耳塚があります。
耳塚の周囲のサツキが、赤色の花をたくさん咲かせています。
でも、敷地内に入ることができないので、サツキは遠くから眺めるだけです。
耳塚の隣の公園でも、初夏の花が咲いていました。
ガクアジサイのような形をした花ですが、名前はわかりません。
ノコギリソウにも似ていましたが、葉がノコギリ形じゃないので違いますね。
ネットで調べたら、シモツケであることがわかりました。
正面通に面した豊国神社の鳥居の前にやってきました。
鳥居の近くでは、サツキが咲き始めています。
まだ見ごろには少し早かったようです。
6月初旬にはきれいに咲いていそうですね。
石畳の参道の奥に建つのは唐門です。
参道脇には、豊臣秀吉がいますよ。
唐門には、ひょうたん形の賽銭箱が設置されています。
ひょうたん形の絵馬もいっぱい奉納されていましたよ。
豊国神社では、普段は唐門の前から本殿に向かってお参りをします。
それでは、出世開運をお願いしましょう。
宝物館付近のサツキは、多くの花を咲かせており見ごろに入っていました。
いつもは水がいっぱい入っている手水鉢ですが、今は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため空です。
竹の先から水が垂れるように流れているだけ。
豊国神社の隣の方広寺にやってきました。
方広寺と言えば、巨大な釣鐘が有名です。
釣鐘の「国家安康」と「君臣豊楽」の文字が、徳川家康を呪い、豊臣家の繁栄を願っていると徳川幕府が難癖をつけて大坂冬の陣が始まりました。
その後、大坂夏の陣で豊臣家は滅亡しています。
豊臣家にとっては縁起の良くない釣鐘ですね。
方広寺の本堂にもお参りをした後は、豊国神社の裏の方広寺大仏殿跡へ。
今は緑地となっており、初夏の草花たちが足元で花を咲かせていました。
紫色の花が密集しているムラサキカタバミ。
小さな花ですが、今の時期は、歩道脇などでも見かけることがありますね。
豊国神社は、緊急事態宣言が解除された後も、ほとんど人がいませんでした。
しばらくは、この状態が続きそうです。
この後は、法住寺に参拝しました。
なお、豊国神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。