4月末。
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)を訪れました。
石清水八幡宮は、男山の山上に鎮座しています。
山上には駐車場があり、その近くには神苑もあります。
初夏の神苑は、新緑がきれいで、他にもさまざまな花を見ることができます。
初夏の景色が広がる神苑
石清水八幡宮へは、京阪電車の石清水八幡宮駅からケーブルに乗車して男山の山上に向うのが便利です。
私は、ケーブルには乗らず山道を歩いて男山の山上までやってきました。
神苑の入り口近くでは、名残の桜と新緑を見られました。
神苑に入ってすぐの場所に植えられているカエデが、日差しを浴びて黄緑色に輝いています。
今の時期のカエデの新緑は、とても鮮やかですね。
八重桜は、まだ多くの花を咲かせていましたよ。
この様子だと5月に入っても咲いていそうです。
広々とした神苑に植えられた大きなクスノキ。
クスノキの葉は、生え始めた時は赤く、徐々に黄色から緑色へと変わっていきます。
今は全体的に黄色っぽい姿をしています。
足元では、ハルジオンが咲いていました。
エジソン記念碑の近くでは、ネコが気持ちよさそうに昼寝中。
発明王のエジソンは、八幡市の竹をフィラメントに使い、白熱電球を作ったと言われています。
石清水八幡宮にも、多くの竹が植えられていますよ。
神苑の南側にある茶室の鳩峯庵の近くでは、黄緑色のカエデと赤色のカエデが見られました。
神苑では、子供の日が近いためか、鯉のぼりが上がっていました。
青空の下、そよ風が吹くと、鯉のぼりが泳ぎ始めます。
神苑から参道に入ります。
三ノ鳥居の近くでは、キリシマツツジが赤色の花を咲かせていました。
キリシマツツジの左にある石組は、鳩峯寮の庭です。
昭和36年(1961年)9月16日の第2室戸台風で倒壊した三ノ鳥居の石材を使って、昭和41年4月11日に作庭されたのが、鳩峯寮の庭です。
昭和を代表する作庭家の重森三玲がつくったものです。
参道の石畳を含めた東西にわたり一貫する直線と斜線の繊細な組み合わせと、力強い石組との対比によって構成された珍しい石庭とのこと。
鳩峯寮の庭では、ハナミズキが白色の花を咲かせていましたよ。
この後は、本殿にお参りをします。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。