2月3日に京都市伏見区の伏見稲荷大社に節分祭を見に行った際、伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)に参拝しました。
伏見神宝神社は、伏見稲荷大社の千本鳥居をくぐっている途中に建っています。
千本鳥居をくぐることに集中していると、伏見神宝神社に気づきにくいですね。
龍が多い境内
伏見神宝神社の最寄り駅は、JRの稲荷駅です。
駅を出ると、すぐに伏見稲荷大社の第一鳥居があるので、これをくぐって参道を東にまっすぐ進み、本殿の裏側にある石段を上って千本鳥居に入ります。
千本鳥居を進んでいくと、奥社奉拝所が現れますが、さらに千本鳥居を5分ほど歩いて、少し開けたところを右に曲がると伏見神宝神社の入り口に到着します。
稲荷駅から徒歩15分くらいですね。
鳥居の前の口を閉じた吽形(うんぎょう)の狛犬は、龍を踏んづけています。
口を開けた阿形(あぎょう)の狛犬は、ボールのようなものを踏んでますね。
鳥居の奥には、神寶宮と書かれた社殿が建ち、奥に拝所があります。
どうやらここから本殿にお参りをするようです。
それでは、お参り。
伏見神宝神社に祀られているのは、天照大神、稲荷大神(いなりのおおかみ)、十種神宝(とくさかんだから)です。
社名の神宝は、神授十種神寶に由来するとのこと。
神社の説明書を読むと、祝詞(のりと)に「布留部由良由良(ふるべゆらゆら)、玉響(たまゆら)かして死(まか)れる人も反(かえ)りて生きなん」とあり、神山に抱かれ、五体に宿る魂魄(たましい)を振り起す処に神徳を見出す鎮魂の神社と、記されていました。
拝所の左前には、地龍という狛龍がいます。
右前には、天龍もいますよ。
神寶宮の隣には、龍頭大神を祀る社が建っており、中にはたくさんの絵馬が奉納されていました。
神寶宮の奥には稲荷山があり、竹の神明鳥居と朱色の鳥居が建っています。
竹の神明鳥居が、とても古くから、この地に鎮座する神社であったことを想像させます。
ただ、伏見神宝神社は、応仁の乱(1467年)で焼失し、再建されたのが昭和32年(1957年)なので、社殿は比較的新しいです。
社務所の近くには、龍の頭が置かれていました。
口の中には、石でできた玉があります。
この玉を心願を祈りながら回すと成就するそうですよ。
それにしても、伏見神宝神社の境内には龍が多いですね。
辰年には、多くの初詣客で賑わいそうです。
神寶宮にお参りを済ませ、境内も一通り見て廻ったので、そろそろ伏見神宝神社から出ることにしましょう。
狛犬の足元には、冬らしくハボタンがありましたよ。
なお、伏見神宝神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。