元日に京都市東山区の禅居庵に参拝した後、東隣の建仁寺に立ち寄りました。
建仁寺は、京都を代表する禅寺です。
繁華街の祇園から近く、とても便利な場所に建っているのですが、意外と観光や旅行で訪れる人は少な目です。
きっと、元日でも、あまり人はいないでしょう。
冬の境内
建仁寺は、祇園四条駅から南東に徒歩約5分の場所に建っています。
禅居庵の東側の山門から外に出ると、建仁寺の南西角に入ります。
目の前には、放生池。
冬とあって、池の水を見ると寒々とします。
放生池のほとりでは、アオサギが微動だにせず一点を見つめていました。
建仁寺の放生池では、よくアオサギを見かけます。
冬でも元気にどこかから飛んできたようですね。
境内の東端に祀られている楽大明神にお参りをしましょう。
放生池の北側に建つのは三門です。
望闕楼(ぼうけつろう)とも呼ばれており、これには御所を望むという意味があります。
建仁寺の三門は、知恩院や南禅寺の三門よりも小さいですが、近くに寄ると意外と大きく感じます。
境内の東にある開山堂。
今まで開山堂の中に入ったことはありません。
特別公開されたことがあるのでしょうか。
こちらは茶碑。
建仁寺を創建した栄西(ようさい)禅師は、宋に渡って我が国にお茶を伝えました。
我々が、ちょっと一息つくためにお茶を飲めるのも、栄西禅師のおかげなんですね。
三門の北に建つのは法堂(はっとう)です。
天井には龍が描かれています。
建仁寺に参拝した時は、一度は法堂も拝観したいですね。
ちなみに法堂内は写真撮影可能ですよ。
私も以前に法堂の龍を撮影したことがあります。
参道をゆっくりと北に歩きます。
来る前に想像していたように元日の建仁寺境内は人が少なかったです。
木々の葉がすっかり落ち、境内は冬の景色となっていました。
1ヶ月前には紅葉がきれいだったんですけどね。
境内の北側に建つ本坊。
法堂の拝観の受付は、この本坊の玄関にありますよ。
本坊から出てくる人が意外と多かったです。
元日でも諸堂の拝観は人気のようです。
境内の北東角にやって来ました。
ここには、建仁寺垣と呼ばれる竹垣があります。
今は、建仁寺垣は灰色ですが、できたばかりの頃は黄色かったのでしょうか。
建仁寺垣沿いに北に歩き、北門から境内を出ます。
この後は、東に5分ほど歩き、安井金比羅宮に参拝しました。
なお、建仁寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。