12月下旬。
京都市上京区の護王神社に参拝しました。
護王神社の境内には、たくさんのイノシシがおり、亥年の2019年は年始から多くの参拝者で賑わいました。
私も、新年の早い時期にお参りしています。
亥年もそろそろ終わり。
今年1年間の締めくくりに護王神社にお参りであります。
子年の巨大絵馬
護王神社には、地下鉄丸太町駅から烏丸通を北に5分ほど歩くと到着します。
入り口の表門にやって来ました。
表門は、大正天皇即位の御大礼に使用された大嘗宮春興殿正門を下賜されて建立されたものです。
もともとは杮葺(こけらぶき)でしたが、後に檜皮葺(ひわだぶき)となり、平成18年(2006年)の改修で現在の姿になっています。
表門をくぐり境内に入ります。
正面に建つ拝殿には、毎年年末になると登場する翌年の巨大絵馬が掲げられていました。
2020年は子年なので、巨大絵馬には、2匹の白色のネズミが描かれていましたよ。
師走の境内の風景
拝殿の後ろに本殿が建っているので、お参りをしましょう。
護王神社は、足腰の神さまとして崇敬されているので、健康な足腰で元気に歩き回れるようにお願いしておくと良いでしょう。
本殿の北側には霊猪の手水舎があります。
この手水舎には、立ちあがったイノシシがおり、参拝者が近づくと、自動的に口から水が流れるようになっていますよ。
境内のやや北には、古神札納所があります。
年が明ければ、ここには、古いお札やお守りがたくさん納められることでしょう。
境内の東側に植えられているカリンの木は、枝だけの状態。
護王神社のカリンの木は、当社がこの地に遷座した当時からあり、樹齢は100年を超えています。
昭和49年(1974年)には、京都市の名木百選にも選定されています。
カリンの木の近くにあるのは、吉井勇の歌碑です。
吉井勇の歌には、カリンを詠んだものが3首あります。
護王神社に相応しい縁がある歌ということで、その1首が歌碑に刻まれています。
風なきに 榠櫨(くわりん)の實(み)また ほろと落つ かくれ極まる 庭のしづけさ
本殿の南側には、子供守神と足腰守神を祀る社もあるので、子供たちが元気に遊び回れるようにお願いしておくと良さそうですね。
本殿の近くには招魂樹が植えられています。
招魂樹の足元には願かけ猪もいますよ。
願かけ猪の前にたくさんある白いものは、座立亥串(くらたていぐし)です。
願かけの際は、この座立亥串をここに立てるようになっています。
本殿にお参りをし、境内のイノシシも見終えたので、そろそろ護王神社から出ることに。
亥年は終わりに近づいていますが、また来年以降もお参りに訪れることでしょう。
なお、護王神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。