12月上旬に京都市上京区の相国寺の紅葉を見た後、南に少し歩き、京都御苑を訪れました。
京都御苑は、広大な敷地のあちこちに多くのカエデが植えられているので、秋は苑内のいたるところで紅葉を楽しめます。
また、京都御苑の紅葉は、やや遅めなので、例年12月に入っても見ごろを維持しています。
12月になると、一気に旅行者や観光客の姿が減り、のんびりと紅葉狩りできるのも良いですね。
散りゆくモミジ
京都御苑の最寄り駅は、地下鉄の丸太町駅もしくは今出川駅です。
どちらの駅からも、歩いてすぐなので道に迷うことはないでしょう。
京都御苑の中に入ると、どこも散ったモミジが目立っていました。
まだ、全体的に見ごろを保っているのですが、地面に散った無数のモミジを見ると、秋の終わりを感じます。
京都御苑は、9月の台風21号で倒木の被害が多く出ました。
12月に入っても撤去されずに残っている倒木が見られましたが、一時期と比較すると、苑内の倒木は大分少なくなっていました。
例年だと、まだ見ごろを保っている紅葉が多いのですが、今年は葉を散らしているカエデが多いです。
イチョウの黄葉は、見ごろ過ぎ。
地面には、金色のじゅうたんができあがり、子供たちがイチョウの葉を集めて遊んでいましたよ。
京都御苑の中でも、日当たりの良い場所に植えられているカエデは、葉が散るのが早いですね。
反対に日当たりがあまり良くないカエデは、12月に入っても紅葉が見ごろを保っていました。
でも、京都御苑内は、全体的に秋が終わりに近づいており、砂利道の端でも敷き紅葉が目立っていました。
上は真っ赤なモミジ、下は敷き紅葉。
冬が近づく頃に見られる情緒ある風景ですね。
敷き紅葉の先には、京都御所の建春門が見えます。
西日に照らされた楓樹の影が長くのび、どことなくもの悲しい景色となっていました。
京都御苑の紅葉は、例年よりも早めに散りそうです。
12月10日には、もう紅葉は残っていないかもしれませんね。
この後は、京都御苑の東隣の梨木神社の紅葉を見に行きました。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。