毎年8月になると、京都市内では「京の七夕」が催されます。
旧暦の七夕に合わせて、2018年は8月3日から16日まで市内各所の開場で様々なイベントが行われます。
また、協賛している寺社でも夜間拝観などの行事を行っており、8月上旬の京都の夜は大いに賑わいます。
ということで、8月4日に京の七夕の鴨川会場を訪れました。
鴨川納涼
鴨川会場では、8月4日から10日まで様々な催しが行われています。
最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅、阪急電車の河原町駅、地下鉄の三条京阪駅です。
午後6時頃に四条大橋から鴨川会場を眺めます。
お店がたくさん出て盛り上がっているようです。
8月4日と5日は、鴨川納涼が行われていました。
ステージの上では、来賓の方が挨拶をしていましたよ。
鴨川納涼では、各県人会のお店もたくさん出ています。
全ての県が集合しているようではありませんが、各地の物産を購入したり、美味しい食べ物や飲み物を楽しんだりできます。
今回は、島根県人会のお店でサザエのつぼ焼きを買いました。
出汁をかけて焼いたアツアツのサザエ。
1個300円です。
尻尾の苦みは通の味ですね。
お酒ともよく合いそうでしたよ。
こちらは山口県人会の焼き鳥です。
1本100円。
炭火で焼いていたようで、香ばしかったですよ。
サザエも焼き鳥も熱かったのですが、夕方の鴨川べりは風が吹いて、とても涼しかったです。
連日、日中は猛暑の京都ですが、夕方の鴨川は割と過ごしやすいですよ。
友禅流し
午後6時30分となり、鴨川では友禅流しが始まりました。
京都染織青年団体協議会による実演とのこと。
昔は、鴨川で友禅流しが行われていましたが、昭和40年頃から行われなくなっています。
鴨川の美化を考えると、友禅流しを続けることは難しかったのでしょうね。
鴨川の流れに身を任せる友禅。
洗っては遠くに放り投げ、友禅が長く伸びていきます。
友禅の模様は様々で、色も赤色や紫色、水色などカラフルです。
友禅流しは、午後7時45分からも行われます。
6時30分だとまだ明るかったですが、午後7時45分からの友禅流しだと、ライトに照らされて、より美しく流れる友禅を見ることができたのではないでしょうか。
友禅流しを見終え、鴨川べりを御池大橋に向かって北上します。
三条大橋と御池大橋の間には、竹かごに入った風鈴灯がいくつも置かれていました。
風鈴灯も、空が暗くならないと風情がないですね。
午後7時30分頃に訪れれば、情緒たっぷりの風鈴灯を見れたことでしょう。
鴨川会場では、他にも七夕飾りや七夕ステージ展示も見ることができます。
また、8月6日から10日までの期間に着物や浴衣など和装で訪れると、「手提げ竹提灯」がプレゼントされますよ。
手提げ竹提灯の配布時間は午後7時頃からで、先着順とのことです。