5月4日。
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)で行われた石清水灯燎華(いわしみずとうりょうか)を見に行ってきました。
石清水灯燎華では、午後7時から9時まで境内がライトアップされます。
本殿の特別公開や献灯もあり、普段は入れない夜の境内で美しい風景を見ることができます。
本殿と笛の演奏
石清水八幡宮には、京阪電車の八幡市駅からケーブルに乗車し男山の山上まで行くのが便利です。
夜間拝観が始まる午後7時まで南総門が閉められていたため、しばらくの間、展望台から京都の街を眺めていました。
そして、午後7時近くになったので、再び参道に戻ってきました。
すでに南総門は開かれており、多くの参拝者が本殿の前に集まっています。
朱色の本殿がライトアップされています。
まだ空は若干明るいので、夜の雰囲気を感じませんね。
徐々に空が暗くなっていき、本殿の前に奉納された祈願ろうそくの灯りが夜の境内を照らします。
本殿の前では、森田梅泉さんの笛の奉納演奏が行われていました。
澄みきった笛の音色が響き渡り、境内は祈願ろうそくの灯りとともに幻想的な空間になっていましたよ。
笛の演奏の後は、山口整萌さんの和楽器奉納演奏も行われました。
暗くなればなるほど、明るく感じる祈願ろうそく。
ちなみに祈願ろうそくは、献灯料が1灯500円です。
境内には茶席も用意されており、裏千家ゆりの会の方たちが、抹茶と特製「石清水饅頭」の接待をしてくれます。
この日は、5月にしては肌寒い夜でした。
それでも、多くの人たちで境内は賑わい、とても活気がありましたよ。
こちらは本殿の裏側です。
摂社や末社が多く並んでいるので、時間があればこちらにもお参りをしておきたいですね。
本殿の周囲を見て廻ったので、南総門から外に出ます。
次に向かったのは、参道の西側にある神苑です。
ここでは、ろうそくの灯りで鳥居やハトが描かれていました。
石清水八幡宮の扁額の「八」の字は、ハトが向かい合った形となっています。
神苑のライトアップでも、ハトが向かい合い「八」の形を作っていましたよ。
神苑にあるエジソン記念碑もライトアップされていました。
発明王エジソンは、八幡の竹を使って白熱電球を発明したとされています。
エジソン記念碑のライトアップには、感慨深いものがありますね。
石清水灯燎華は、5月4日の一夜だけの行事です。
1日だけで、しかも、始まってまだ間もない行事なのですが、多くの方が夜間拝観に訪れていましたよ。
来年以降も続くでしょうから、今年見れなかった方は、ぜひ来年の5月4日の夜に石清水八幡宮を訪れてください。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。