冬に参拝した八坂神社・2018年

1月中旬。

京都市東山区の八坂神社に参拝しました。

八坂神社は、祇園の象徴ともいえる神社です。

祇園界隈を観光する場合、八坂神社は外すことはできないですね。

晴天の日の境内

八坂神社の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。

駅から観光客でにぎわう四条通を東に5分ほど歩くと、八坂神社の西楼門の前に到着します。

西楼門

西楼門

西楼門の前には、以前はコンビニのローソンがあり、いつも多くの観光客や旅行者の方でいっぱいだったのですが、先ごろ閉店しました。

そのためか、西楼門周囲の人の姿が少なくなったような気がします。

西楼門をくぐり参道へ。

八坂神社は、いつも参拝者が多いです。

参道

参道

この日も、参道のお店が繁盛しているみたいでしたよ。

参道を進むと、授与所が現れます。

その正面に建つのは、縁結びのご利益を授けてくれる大国主社です。

大国主社

大国主社

その名のとおり、大国主命(おおくにぬしのみこと)を祀っています。

数年前に鳥居の前に大国主命と白うさぎの像が置かれ、その近くに縁結びの神さまを祀っていることを示す案内板も設置されたことから、女性がお参りしているのをよく見かけるようになりましたね。

本殿の近くにやってきました。

本殿

本殿

青空の下で見る本殿は、朱色がより鮮やかに見えて美しいですね。

檜皮葺の屋根も落ち着きがあります。

特に冬は、太陽が低い位置にあるため、本殿の白壁に日差しが反射し神々しさが増して見えます。

それでは、本殿にお参りをしましょう。

祭神として祀られているのは、素戔嗚尊(すさのおのみこと)なので、厄除けを祈願しておくと良いでしょう。

境内の東側には、八坂神社の七不思議のひとつである祇園神水が湧き出しています。

御神水

御神水

飲用ではないので飲めません。

でも、祇園神水を飲んで、少し北に歩いたところに建つ美御前社(うつくしごぜんしゃ)に参拝すると美人になれると伝えられています。

美御前社

美御前社

この日は、美御前社に参拝している人が少なかったです。

以前は、黄色ののぼりが立っていたのですが、青色ののぼりに変わってましたよ。

ちなみに祇園神水は、境内に設置されている自動販売機で買うことができるので、美御前社に参拝する前に飲んでおくと良さそうですね。

美御前社の前には、美容水も流れています。

美容水

美容水

こちらも、肌につけるときれいになると言われていますよ。

十社と神馬舎

境内全体を見渡します。

境内

境内

冬なので、昼でも建物の影が長いですね。

本殿の西側にやってきました。

こちらには、横に長い十社の社殿があります。

十社

十社

その名のとおり、10の社が一体になっています。

左から、阿蘇社、松尾社、諏訪社(すわしゃ)、香取社、春日社、金峰社(きんぷしゃ)、愛宕社(あたごしゃ)、白山社(はくさんしゃ)、熊野社、多賀社です。

祀られている神さまがたくさんいらっしゃるので、様々な願い事を聞いてもらえそうです。

本殿の北西に建つのは、神馬舎です。

神馬舎

神馬舎

近くの説明書によると、神馬は、祈祷祈願のために幣物として奉献されており、八坂神社でも延喜20年(920年)に朝廷より幣帛(へいはく)走馬が奉られていたとされています。

その後は、6月15日の祇園会の臨時祭に御神楽の東遊(あずまあそび)とともに奉られていたそうです。

一時的な中断はあったものの南北朝時代まで続いていたとのこと。

また、室町時代に入ると、年始や祇園会に際して将軍家から頻繁に神馬が奉献されていたようです。

神馬は、明治8年(1875年)まで飼われていたそうですが、その後は、木製の神馬2頭が奉安され現在にいたっています。

上の写真に写っている神馬舎を覗くと、左に白色の馬、右に赤色の馬がいるのがわかります。

正月7日に白馬を見ると年中邪気を除くと伝わっていますが、これは、宮中の白馬節会(あおうまのせちえ)にならったものなのだとか。

かつては、青馬だったそうですが、それが白馬に変わり今でも「アオウマ」と呼ばれているそうです。

すでに1月7日を過ぎていたので、白馬を見ても邪気を除いてもらえなさそうです。

でも、本殿にお参りしたので、災厄が降りかからないことを期待しながら八坂神社を後にしました。

なお、八坂神社の詳細については、以下のページを参考にしてみてください。

宿泊