元日に京都市左京区の下鴨神社に初詣をした後、同じ糺(ただす)の森に鎮座する河合神社に参拝しました。
河合神社は、下鴨神社の第一の摂社です。
美人の神さまを祀る神社なので、女性の参拝者が多いのが特徴ですね。
美人祈願で訪れた参拝者で賑わう境内
河合神社の最寄り駅は、京阪電車の出町柳駅で、駅からは北西に5分ほど歩くと河合神社の鳥居の前に到着します。

鳥居とのぼり
お正月だからか、普段は見ないのぼりが立っていますね。
鳥居をくぐると左手に手水屋がありますが、手と口を清めようとする女性の参拝者が列を作っていました。
さすが美人祈願の神社ですね。
元日から女性の初詣客が多いです。
神門をくぐっていく参拝者も女性が多いですね。

神門
神門を入った右手には、鏡絵馬御化粧室があります。

鏡絵馬御化粧室
社務所でいただいた鏡絵馬にここで化粧をします。
拝殿の上に机が設置されていました。

拝殿
拝殿の中でも、鏡絵馬に御化粧できるのでしょうか。
それとも、書初めか何かをするのでしょうか。
拝殿の後ろに建つ本殿。

本殿
お参りの行列ができています。
しばらく待たないといけないかなと思ったのですが、本殿の前に列に並ばずにお参りするように書かれていたので、そのまま本殿の前に進み、お賽銭を投げ入れてお参りしました。
知らない人が見たら横入りしたように思われそうですが、本殿に参拝するときは真正面じゃなくても構いません。
空いているところに言って、お参りをしましょう。
他の参拝者も、列に並ばなくても良いと気付き、次々にお参りをし始めましたが、しばらくするとまた本殿前に列ができていましたよ。
河合神社の本殿に祀られている玉依姫命(たまよりひめのみこと)は神武天皇の母で、日本建国に貢献した神さまです。
内助の功で知られ、日本の女性の鑑とされていますね。
全ての女性が一層美しくなりたいという願望をかなえてくれ、他に安産、育児、縁結びにもご利益があります。
河合神社は、以前は、それほど多くの参拝者が訪れていたわけではないのですが、数年前に「美人の神さま」をアピールするようになってから、たくさんの女性がお参りに来るようになりました。
こういった工夫で神社も賑わうんですね。
本殿の横には、化粧を施された鏡絵馬が奉納されています。

鏡絵馬
これを見るのも楽しいですね。
境内の西側に建つ社は、六社(むつのやしろ)です。

六社
左から由木社(ゆうきしゃ)、印社(いんしゃ)、竈神(かまどのかみ)、稲荷社、衢社(みちしゃ)、諏訪社(すはしゃ)です。
これだけ多くの神さまが祀られていれば、どんな願い事も聞いてもらえそうです。
本殿の西側に祀られているのは、水の神さまを祀る貴布禰神社(きふねじんじゃ)です。

貴布禰神社
戸が開いていたので、中を覗きこむと、河合神社の本殿前にあずき色の狛犬がいました。
貴布禰神社の隣には、任部社(とうべのやしろ)もあります。

任部社
こちらには、サッカーの神さまの八咫烏(やたがらす)が祀られています。
境内では、初詣客がゆっくりできるように休憩所が設けられていました。

境内
社務所では、かりんの飲み物もあるので、ゆっくり休憩しながら飲めば、より美しくなれるかもしれませんね。
河合神社を出た後、出町柳駅近くのオカメ桜で有名な長徳寺の前を通りかかりました。

長徳寺のサザンカ
さすがにオカメ桜は咲いていませんでしたが、サザンカが薄紅色の花をたくさん咲かせていましたよ。
なお、河合神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。