12月中旬。
京都市上京区の京都御苑を訪れました。
京都御苑には、1年のうちに何度も訪れるのですが、年末が近づくこの時期に訪れたことは過去にないように思います。
特に何か目的があったわけではありませんが、近くを通りかかったので広大な京都御苑の中を歩くことにしました。
冬らしい景色になりつつある京都御苑
京都御苑の最寄り駅は、地下鉄丸太町駅もしくは今出川駅です。
京阪電車だと神宮丸太町駅もしくは出町柳駅ですね。
今回は、丸太町通に面する富小路口から京都御苑に入りました。
まだ午後1時頃なのに木々の影が長く伸びています。
1年の内で今の時期が最も日が短いので、昼間でも夕方のような気分になりますね。
見上げると青空、地面には白い砂利。
京都御苑の砂利道は、日陰が少ないので、冬は歩いているだけでも日が当たって温かいです。
ほとんどのカエデが葉を落としていましたが、堺町御門近くのカエデは、まだ紅葉していました。
葉がしわしわになってきていますから、そろそろこのカエデも葉を散らしそうです。
京都御苑の南西にある九条池に行こうと思ったら、橋が工事中でした。
工事期間は平成29年1月19日までとなっています。
2017年が平成29年なので、これは平成30年1月19日のまちがいだと思われます。
北に目をやれば、京都御所の建礼門が遠くに見えます。
紅葉シーズンには多くの旅行者が訪れた京都御苑ですが、今は人影がまばらです。
白雲神社
京都御苑の西側にやってきました。
ここには、白雲神社という神社があります。
ちょっとお参りをしていきましょう。
境内はほぼ無人。
本殿の前に進み、賽銭を入れて二拝拍手一拝。
白雲神社の祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)で、妙音弁財天と称えられています。
西園寺家の楽神として奉仕されていたということですから、芸事上達を祈願しておくと良さそうですね。
本殿の裏に回ると、薬師石が祀られています。
「御所のへそ石」とも呼ばれており、この石を手で撫で、患部をさすると怪我や病気の治療に効験があると伝えられています。
石の前の部分の凸凹が人面のように見えることから、古くより信仰の対象とされているのだとか。
白雲神社から出て近くの梅林へ。
どの梅の木も枝だけの状態。
花を咲かせるのは、早くても1ヶ月後。
梅の花が見ごろに入るのは2ヶ月後です。
梅林の北側の桃林も殺風景であります。
桃は梅よりも開花時期が遅く、3月の終わりごろから4月の初め頃に見ごろとなります。
師走の京都御苑は、人が少なくちょっと寂しかったです。
また梅が咲く頃に訪れたいですね。