9月中旬。
京都市左京区の宗忠神社と迎称寺(こうしょうじ)に参拝しました。
宗忠神社は吉田山の山頂に建つ神社で、また、迎称寺は吉田山のふもとに建っています。
9月になると、迎称寺で萩が咲き始めることから、それを見るために宗忠神社と迎称寺を同日に訪れた次第であります。
宗忠神社
宗忠神社が建つ吉田山には、京阪電車の出町柳駅から東に15分ほど歩くと到着します。
市バスだと「京大正門前」から東に徒歩約5分ですね。
吉田山に登り、宗忠神社の北の鳥居にやってきました。
ここから宗忠神社に入るのは今回が初めてです。
東の鳥居の方が立派なので、そちらから境内に入る方が、これから神社に参拝するという実感がわきますね。
北の鳥居をくぐり、少し歩くと本殿が現れます。
宗忠神社は、黒住教の教祖である黒住宗忠を本殿に祀っています。
創建は文久2年(1862年)で、黒住宗忠の門人の赤木忠春が社殿を建立しました。
当社は公卿の信仰を集め、慶応2年(1866年)には皇室の勅願所ともなっています。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
本殿の隣には天照大神を祀る神明宮も建っているので、一緒にこちらにも参拝しておくと良いでしょう。
初秋の宗忠神社は、まだ夏の装いで、木々の葉が力強い緑色をしていました。
東の参道を下ります。
この参道は、両脇に桜が植えられており、春になると薄紅色のトンネルになります。
東の鳥居の両脇には、逆立ちする狛犬がいます。
狛犬は石でできていることが多いのですが、宗忠神社の狛犬は備前焼とのこと。
茶色い姿の狛犬を見ていると、生きているように見えてきます。
石段を下りて振り返ります。
やっぱり、東の鳥居の方が立派ですね。
迎称寺
宗忠神社の鳥居からまっすぐ東に3分ほど歩くと、真如堂の入り口があります。
そこから北に曲がって1分ほど歩いた辺りに迎称寺の山門があります。
迎称寺は、昔から萩の名所として知られています。
土塀の近くには、たくさんの萩が植えられており、9月になると道路に降り注ぐように枝が伸びます。
時期的に開花している頃だと思ったのですが、私が訪れた時はまだほとんど咲いていませんでした。
あと数日遅く来るべきでしたね。
咲いている萩はないものかと探していると、足元でほんの少しだけ赤色の花が咲いてましたよ。
おそらく、迎称寺の萩は9月20日頃に見に行った方が良さそうですね。
迎称寺の萩を見た後は、真如堂に参拝しました。