9月上旬。
京都市上京区の妙蓮寺に参拝しました。
この時期の妙蓮寺は、山門前と境内でたくさんのフヨウが花を咲かせます。
フヨウは、8月から咲き始めますが、涼しくなりはじめた9月に見に行く方が暑くなくて良いですね。
山門前のフヨウ
妙蓮寺は、市バス停「堀川寺ノ内」から西に2分ほど歩いた辺りに建っています。
南側の入り口の山門の前に到着すると、予想したとおり多くのフヨウが花を咲かせていました。
空に向かって咲く赤色のフヨウ。
こちらは白色のフヨウです。
白色と赤色が混ざったフヨウもありましたよ。
これはスイフヨウでしょうか。
境内のフヨウ
山門をくぐって境内に入ります。
妙蓮寺の境内は、山門の前よりもたくさんのフヨウが植えられています。
鐘楼脇のフヨウも良い具合に花を咲かせていますね。
まずは本堂にお参りをしましょう。
妙蓮寺は、本門法華宗の大本山で、日像上人を開基とします。
永仁3年(1295年)に酒屋の柳屋仲興が日像に帰依し、西洞院五条の自邸を提供して寺に改めたのが始まりです。
当初は柳寺と称していましたが、応永年間(1394-1428年)に大宮通七条下るに伽藍を移築造営し、妙蓮寺に改称しました。
なお、現在地に移転したのは天正15年(1587年)の豊臣秀吉の聚楽第造営の時です。
本堂付近に植えられているフヨウは、やや花が少な目でしたが、薄紅色の花がきれいに咲いてましたよ。
こちらは妙蓮寺の駐車場に植えられているフヨウです。
妙蓮寺の境内では、駐車場付近と本堂の前が最も多くのフヨウが植えられていますね。
まだ、つぼみが多く残っているので、これからもっと華やかになりそうです。
境内の北側の寺務所近くにやってきました。
こちらのフヨウも空に向かって元気に花を咲かせています。
本堂の前にある井戸付近では、真っ白なフヨウの花が咲いていましたよ。
妙蓮寺のフヨウは、9月中旬くらいまでは楽しめそうですね。
普段は、あまり参拝者が多くないお寺ですが、フヨウが咲く時期はいつもよりも参拝者が多めです。
それでも、境内が混雑することはないので、のんびりとフヨウを観賞できますよ。
フヨウが終わって10月に入れば、御会式桜(おえしきさくら)も咲き始めますね。
なお、妙蓮寺の詳細は以下のページを参考にしてみてください。