5月下旬。
京都市下京区の西本願寺に参拝しました。
西本願寺は、京都駅から徒歩圏内のお寺で、世界遺産に登録されている京都市内の観光名所の中では最も交通至便な場所に建っています。
西本願寺では、平成26年(2014年)に門主の交代があり、その伝灯奉告法要の協賛行事が開催されています。
境内には「本願寺おてらかふぇ&まるしぇ AKARI」もあり、平成28年10月から平成29年5月末まで営業しています。
おてらかふぇで紅茶を飲む
西本願寺は、京都駅から北西に10分ほど歩いた辺りに建っています。
広大な境内を持つお寺なので、遠くからでも西本願寺だとわかります。
入り口の御影堂門(ごえいどうもん)にやってきました。
御影堂門をくぐると、左手に「本願寺おてらかふぇ&まるしぇ AKARI」があります。
できて間もない時期にAKARIの存在に気づいており、期間中に一度は中に入ろうと思っていました。
しかし、気付けば、営業期間がわずかとなっており、あわてて西本願寺を訪れた次第です。
AKARI内では、京都のお土産がたくさん販売されており、おてらかふぇでは、本格的なフレンチも召し上がれます。
また、その名のとおりカフェなので、ドリンク類も充実しています。
とりあえず、何か飲み物を頼みましょう。
どうも、ダマンフレールの紅茶がおすすめのようなので、それを注文することに。
お値段は540円です。
レジで注文した後は、番号札をもらって好みの席に座り、自分の番号が呼ばれるのを待ちます。
待った時間は10分くらいでしょうか。
意外と長いなと思ったのですが、ホテルのラウンジで出てくるような本格的な紅茶だったので納得。
私が注文したのはダージリンです。
お寺の景色を眺めながら飲む紅茶は、一息つくのに最適ですね。
お店の中は適度に涼しく、いつまでも座っていたい気分です。
紅茶は2杯分あったので、2杯目は友人のアールグレイと交換しました。
フルーティな風味が好みならアールグレイが良いでしょう。
飛雲閣を鑑賞
おてらかふぇで休憩した後は、特別公開されている飛雲閣を見に行きました。
飛雲閣は、滴翠園という庭園に建つ三層の建物で国宝に指定されています。
金閣、銀閣と並び京都の三名閣に数えられる立派な建物であります。
ちなみに大徳寺塔頭(たっちゅう)の芳春院の呑湖閣も加えて、京の四大楼閣といわれることもありますね。
飛雲閣の二層目に注目。
戸には、絵が描かれています。
ここに描かれているの三十六歌仙です。
飛雲閣の全景です。
一層目の屋根の左側は弓なりの唐破風(からはふ)。
右側は三角形の入母屋(いりもや)。
三層目が左に偏っていたりと不規則な建物なのですが、全体を見ると巧みに調和されているのがわかります。
池に映る飛雲閣の姿もきれいです。
晴れていれば、もっと美しい姿が池に映り込んでいたでしょうね。
池を眺めているとカルガモの親子が泳いでいました。
写真の右の方に小さく写っているのが子ガモです。
カエデの新緑もきれいですね。
以前の特別公開では、傘のような建物まで行けたのですが、今回はあそこには上がれないようになっていました。
滴翠園から出ます。
それにしても、西本願寺の境内はいつ来ても広々としていますね。
御影堂も阿弥陀堂も、とても大きいです。
阿弥陀堂門の近くには、記念撮影用のパネルが置かれていました。
こういったパネルが置かれているので、西本願寺は気軽に参拝しやすいですね。
なお、今回は、飛雲閣の写真撮影ができましたが、いつもは特別公開の時でも写真撮影はできません。
この後は、書院と飛雲閣の夜間拝観のために大玄関に向かいました。