4月下旬に京都市下京区にある梅小路公園に桜を見に行きました。
梅小路公園には、たくさんの新種の桜が植えられています。
早咲きの桜は3月中旬に咲き始め、そして、遅咲きの桜は4月下旬に見ごろを迎えます。
桜と言えば、ソメイヨシノが人気ですが、遅咲きの桜もきれいなので春には見ておきたいですね。
京都水族館近くの桜
京都駅から西に15分ほど歩き梅小路公園にやってきました。
快晴であります。
何と爽やかな景色でありましょうか。
梅小路公園の北側にやってきました。
ここには京都水族館があります。
そして、近くでは遅咲きの桜が見ごろを迎えていました。
京都水族館の近くにたくさん植えられている桜は普賢象(ふげんぞう)です。
普賢象は、花が下向きに咲き、中心から2本の細長い緑色の葉が垂れ下がっているのが特徴的です。
こちらは松月です。
松月も普賢象と同じように花の中心から細長い緑色の葉が垂れ下がっています。
松月と普賢象は見分けがつきにくいですね。
両者を見分ける方法のひとつとして、葉の色に注目する方法があります。
松月の葉は緑色、普賢象の葉は茶色です。
でも、緑色の葉でも普賢象と呼ばれている桜もあるので、完璧に見分けることはできないですね。
また、松月や普賢象に似ている桜もいろいろとありますから、木に桜の品種が記されていないと自信を持って品種を言い当てれません。
青空の下で見る普賢象。
青空に浮かぶ白雲を見ていると、すがすがしい気分になりますね。
珍しい品種がいっぱい
梅小路公園には、珍しい品種の遅咲き桜がたくさん植えられています。
下の写真に写っているのは、よく見かける関山(かんざん)。
関山が満開になると、そろそろ桜の季節も終盤だなと少し寂しくなります。
こちらは純白の花を咲かせる朱雀(すざく/すじゃく)。
気温が上がり始める4月下旬には、朱雀の真っ白な花が清涼感を与えてくれます。
黄緑色の花を咲かせる鬱金(うこん)。
時間が経つと、少しずつ花の色が黄緑色から薄紅色へと変わっていきます。
もう黄緑色の花は、ほとんど残っていませんでしたよ。
長い枝に緑色の葉と花が入り混じっている桜は、市原虎の尾です。
京都市左京区の市原にあったもので、花が咲くと、まるで虎のしっぽのように見えることから、この名がつきました。
二尊院普賢象も満開です。
通常の普賢象よりも花の色が濃いです。
開花時期は京都市内の桜の中でも、かなり遅めです。
小ぶりな花をたくさん咲かせているのは、兼六園菊桜。
小さな花弁がたくさん付いており、その名のとおり、キクの花のような形をしていますね。
原木は、金沢市の兼六園にあり国指定天然記念物だったのですが、昭和45年(1970年)に枯死しました。
梅小路公園に植えられているものは、接木増殖したものです。
私が梅小路公園を訪れた日は、晴天だったため、公園内は多くの人で賑わっていました。
芝生に寝転がっている人、のんびりと歩きながら桜を愛でている人。
梅小路公園では、時間がゆっくりと流れていましたよ。
この後は、六孫王神社に桜を見に行きました。