4月中旬に京都市右京区の花園に建つ法金剛院に参拝しました。
法金剛院は花の寺として知られており、季節ごとに様々な花を愛でることができます。
もちろん4月には、桜も咲きます。
今回の参拝の目的は、庭園で美しく咲いているであろう桜を見ることであります。
紫色に咲く待賢門院桜
JR花園駅を出ると、ほぼ正面に法金剛院があります。
道路越しに表門を見ると、その近くでたくさんのソメイヨシノが満開になっていました。
2017年のソメイヨシノの開花は遅かったので、4月中旬でも満開であります。
表門をくぐり、さらに中門を過ぎて拝観受付へ。
法金剛院の拝観料は500円です。
順路に従って庭園へと進みます。
すぐにでも庭園を鑑賞したいところですが、まずは礼堂に上がり、その裏に建つ仏殿にお参りです。
仏殿には、大きな阿弥陀さまがいらっしゃいます。
しっかりとお参りしておきましょう。
仏殿の北には地蔵堂があり、特別拝観が行われていました。
地蔵堂の中にも、大きなお地蔵さまがいらっしゃいます。
地蔵堂内には入れないので、外から拝みましょう。
法金剛院は、平安時代末期に鳥羽天皇の中宮待賢門院(たいけんもんいん)が天安寺を復興したものです。
当院の池泉回遊式浄土庭園も待賢門院が造営させたものだとか。
礼堂に戻ります。
玄関からは、2本の桜が見えます。
左はソメイヨシノ、右は待賢門院桜。
庭園の南東にやってきました。
ここからは、池越しにたくさんの桜を眺められます。
後ろの小高い山は五位山。
五位山の上の桜も満開ですね。
庭園の南側には、一重の紅枝垂れ桜が植えられています。
時期的にそろそろ花が散り始めていても良さそうなのですが、見ごろを保っていました。
この日、最も美しく咲いていたのが待賢門院桜です。
一重の枝垂れ桜なのですが、花が紫色に咲く典雅な桜です。
紫の桜とも呼ばれていますね。
待賢門院桜もソメイヨシノもどちらも満開。
こうやって見比べると、待賢門院桜の花の色の濃さがわかりますね。
池の北東に植えられている八重紅枝垂れ桜が見ごろになっていました。
八重紅枝垂れ桜は、ソメイヨシノが散り始める頃から見ごろに入ります。
でも、2017年はソメイヨシノの開花が遅かったため、八重紅枝垂れ桜が見ごろを迎えても、ソメイヨシノが満開の状態を保っていました。
今年は、京都各地でソメイヨシノと八重紅枝垂れ桜がきれいに咲く風景が見られていますね。
池と一緒に見る八重紅枝垂れ桜。
晴れていれば、もっときれいだったでしょうね。
それにしても待賢門院桜はひときわ目立ちます。
水面に映る姿も、紫色がくっきりしてましたよ。
庭園の桜を十分に楽しんだので、そろそろ法金剛院から出ることに。
この後は、退蔵院に桜を見に行きました。
なお、法金剛院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。