2月中旬。
京都市伏見区に建つ伏見桃山城を訪れました。
お城と言っても、現在は公園となっています。
築城されたのは昭和ですから、豊臣秀吉が建てた伏見城とは別物です。
それでも、敷地がとても広く天守閣もあるので、お城の雰囲気を十分に楽しめますね。
冬の城内
伏見桃山城には、近鉄電車と京阪電車のどちらも丹波橋駅から東に向かって20分ほど歩くと到着します。
山の上に登って行くので、歩くのが少々しんどいです。
入り口の城門の前にやってきました。
こうやって眺めると、本格的なお城に見えます。
城門をくぐって城内へ。
正面には、豪華な天守閣が建っています。
手前の松と一緒に天守閣を眺めると、安土桃山時代に時間をさかのぼった気分になります。
それでは城内を散策しましょう。
伏見桃山城の城内には、多くの木々が植えられています。
なので、春や夏に訪れると木の枝にたくさん付いた葉のせいで、天守閣全体を見るのが難しいです。
でも、冬の城内は木の枝に葉がないので天守閣を見上げやすくなっていますよ。
紅梅
伏見桃山城には、桜とカエデが比較的多く植えられています。
なので、春はお花見、秋は紅葉狩りを楽しめます。
しかも、どちらの季節も観光で訪れる方は、他の京都市内の観光名所よりも少ないので、のんびりと桜の花やモミジを愛でることができるんですよね。
2月は梅が花を咲かせる時期ですが、伏見桃山城にも梅の木が植えられているのでしょうか。
梅を探して城内を歩いていると、背の低い紅梅を発見しました。
5分咲きくらいまで開花が進んでいますね。
もう少しで満開になりそうです。
背の低い紅梅から少し離れたところに割と背の高い紅梅も植えられていました。
こちらの紅梅は、天守閣と一緒に眺めることができる良い場所にあります。
天守閣と一緒に眺める赤い梅の花。
メジロがいると申し分のない景色なのですが、どこからも飛んでくる気配がありません。
紅梅の近くにはロウバイもありました。
小さく黄色い花は、まるでロウで作ったかのようであります。
この日は、雲が多かったものの曇りではありませんでした。
空と一緒に眺める天守閣も見事ですね。
手前に写っている枝垂れ桜は、まだまだ花を咲かせる気配はありません。
どの桜も完全に冬の状態。
城内の景色も、まだまだ冬ですね。
城内を1周したので、そろそろ外に出ることにしましょう。
冬の伏見桃山城も、とても静かでしたよ。