11月下旬。
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の摂社である高良神社(こうらじんじゃ)に参拝してきました。
高良神社には、背の高いイチョウの木が2本植えられており、秋が深まると金色に染まります。
今回、高良神社に参拝したのはイチョウの黄葉を見るためであります。
黄葉する2本のイチョウ
高良神社の最寄り駅は京阪電車の八幡市駅です。
駅から南に3分ほど歩くと、石清水八幡宮の駐車場があり、その一角に高良神社が鎮座しています。
駐車場に入ります。
遠くからでも背の高いイチョウの木が黄葉しているのがわかります。
イチョウが1本しかないように見えますが、鳥居の前まで行けば2本並んで植わっているのがわかりますよ。
鳥居の後ろの左右に金色のイチョウが2本。
ちょうど見ごろといった感じです。
鳥居をくぐると、石段にたくさんの葉が散っていました。
これだけの葉が散っても、まだイチョウの木にはたくさんの葉が残っていますから、もう少し前に訪れればもっとボリュームのあるイチョウを見れたかもしれません。
でも、時期が早いと緑色の葉が残っている場合がありますから、葉を散らし始める前に金色のイチョウを見るのはご縁がないと難しいでしょうね。
石段だけでなく芝生の上にも、たくさんの葉が散っています。
イチョウのじゅうたんは、モミジのじゅうたんよりも美しく感じます。
金色に染まった一帯を見ていると、どこか違う世界に来たような気持になります。
石段を上り境内へ。
そして、本殿にお参りです。
高良神社は、もとは河原社と称していました。
創建は貞観3年(861年)ということですから、千年以上の歴史があります。
鳥羽伏見の戦い(1868年)で焼失した後、明治15年(1882年)に再建されて現在にいたります。
境内の西側には男山がそびえています。
ふもとのカエデは、まだ紅葉して間もないようで部分的に赤く色づいているだけでした。
社殿脇から見るイチョウ。
ここから見ると、イチョウの葉が少なくなっているのがわかります。
薄暗い境内から見るイチョウは、より金色の輝きが増して見えます。
石清水八幡宮には11月末にも訪れています。
その時は男山の山頂にも行き、神苑の紅葉を見ました。
紅葉は見ごろを過ぎていましたが、茶室付近は晩秋のもの悲しい雰囲気に包まれ、味わい深い風景となっていましたよ。
石清水八幡宮に参拝する場合、八幡市駅からケーブルに乗って男山山頂に向かうのが便利です。
でも、駅からすぐにケーブルに乗ると高良神社に参拝し忘れてしまうでしょうから、ケーブルに乗る前にまず高良神社にお参りするのがおすすめです。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。