10月中旬に京都市上京区の京都御苑を訪れました。
秋に京都御苑を訪れるのは、いつもなら秋の京都御所一般公開の時と紅葉の時なのですが、2016年7月より京都御所が通年拝観できるようになったため、今までのような春秋の一般公開はなくなりました。
なので、京都御所を拝観したい方は、月曜日と年末年始を除けば基本的にいつ訪れても京都御所の中に入れます。
秋色に変化しつつある京都御苑
京都御苑の最寄り駅は、地下鉄だと丸太町駅か今出川駅、京阪電車だと神宮丸太町駅か出町柳駅です。
今回は、梨木神社(なしのきじんじゃ)に参拝した後だったので、東側にある清和院御門から京都御苑に入りました。
清和院御門をくぐると、目の前には広大な敷地。
南側には、大宮御所の塀があります。
大宮御所の塀伝いに少し西に向かって歩いた後、北へ進みます。
この辺りは無人です。
奥に見えるのは、京都迎賓館の門です。
京都迎賓館も一般公開されるようになりましたね。
拝観するには、事前にインターネットで申し込みをし、当日午前10時から配布される整理券をもらわなければなりません。
拝観料は1,000円と高め。
ガイドツアーだと1,500円です。
京都迎賓館の西側には、拝観受付があり、観光客の方々が順番待ちをしていました。
でも、整理券が配布された後なので、列に並んでいる人は少な目でしたよ。
京都迎賓館から西に進みます。
まだ紅葉には早いですが、少しずつ秋が深まっていってますね。
京都御所の東側の塀までやってきました。
京都御苑を京都御所と勘違いされている方が多いですが、京都御所は京都御苑内の中央より北側にある塀で囲まれた一帯です。
ちなみに拝観受付は、京都御所の西側にあります。
東の塀伝いに北に向かって歩きます。
そして、京都御所の北東の角に到着。
ここに来たら、京都御所の北東の塀の屋根の下を見ましょう。
そこには、御幣を担いだお猿さんがいます。
このお猿さんは、北東の鬼門を守っているそうです。
そして、このお猿さんがいる辺りは猿ヶ辻と呼ばれており、幕末にテロ事件があった現場として有名です。
秋の桜
京都御苑の北側を西に向かって歩きます。
木々の影が徐々に長く伸びはじめています。
影が伸びていくのを見るだけでも秋の深まりを感じますね。
京都御苑北側にある近衛邸跡にやってきました。
糸桜の葉が、緑色から少しずつ赤色に変わりつつあります。
中には、葉を散らしている糸桜もありましたよ。
さすがに秋に糸桜の花を見ることはできませんね。
でも、京都御苑の西側の出水の小川付近までやってきたら、小さな白色の花をたくさん咲かせた桜の木がありました。
この桜は十月桜でしょうか。
さわやかな秋空の下で桜の花を見ると、冬を通り越して春がやってきたような気分になります。
京都御苑では、空を見上げるのもおすすめ。
広大な敷地に背の高い建物が全くないので、どこまでも広がる空を眺められますよ。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。