8月末。
京都市山科区の日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)に参拝してきました。
日向大神宮は、山の中にある神社で参拝者が非常に少ないです。
そのため、都会の喧騒を忘れたいなと思った時、ふと、お参りに行きたくなるのであります。
晩夏の空
地下鉄蹴上駅から南に3分ほど歩くと、日向大神宮の石造りの鳥居前に到着します。
鳥居をくぐり参道を山に向かって歩かなければならないのですが、これが割と長く、また緩やかな上り坂となっているので疲れます。
別に急ぐわけではないので、ゆっくりと歩けば良いのですが、つい早歩きになってしまいます。
でも、参道わきの真っ白なフヨウの花を見ていると、歩く速度が落ちて疲れにくくなりますね。
こちらは、桃色のフヨウの花。
そろそろ京都各地で、フヨウが見ごろを迎えているはず。
9月の京都観光は、フヨウの花めぐりをするのも良いですね。
ムクゲの花もたくさん咲いていました。
フヨウとムクゲの花を見ながら参道をゆっくりと歩き、日向大神宮の境内の入り口までやってきました。
急な石段を上ると、今度は木造りの鳥居が現れます。
その木造りの鳥居をくぐって境内へ。
まずは、天津彦火瓊々杵尊(あまつひこほににぎのみこと)と天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を祀る外宮にお参り。
続いて、石段上に建つ内宮へ。
内宮には、天照大神の他に宗像三女神の多紀理毘売命(たぎりひめのみこと)、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)が祀られています。
こちらにもしっかりとお参りしておきましょう。
続いて、山の上に行き、開運厄除の天(あめ)の岩戸くぐりです。
入り口が非常に怖いのですが、勇気を出して中に入りましょう。
10秒ほどで出口にたどり着きますから、不安にならなくても良いのですが。
これで、運が開けたことでしょう。
再び内宮に戻ります。
内宮の前から境内を眺めると、頭上には真っ青な空。
真っ白な雲も浮かんでいます。
徐々に空が高くなり、秋が近づいているのを感じますね。
日向大神宮の境内を出た後は、伊勢神宮遥拝所に行ってみることに。
日向大神宮の入り口付近から山の中を歩くこと約10分で、伊勢神宮遥拝所に到着します。
10分なんてすぐだと思うでしょうが、山道なので疲れます。
体力に自信のない方は、行かない方が良いでしょうね。
苦労してたどり着いた伊勢神宮遥拝所ですから、しっかりと願い事を祈願しておきましょう。
これで、伊勢神宮に参拝したのと同じご利益を授かれるはずです。
伊勢神宮遥拝所からの眺め。
木と木の間からのぞき見るように京都市街を展望します。
ここからでも平安神宮の大鳥居が見えますね。
遠くの山もくっきりと見えます。
さすがに伊勢神宮遥拝所まで来ると、充実感があります。
しんどかったですが、良いお参りができましたよ。
なお、日向大神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。