7月中旬。
京都市中京区の六角堂に参拝してきました。
六角堂は、京都市中心部に建っている交通の便が良いお寺です。
なので、付近で仕事や買い物をした後、ふらっと立ち寄ってお参りするのにおすすめです。
優雅に泳ぐ白鳥と鯉
六角堂の最寄り駅は、地下鉄烏丸御池駅です。
駅から南に3分ほど歩けば六角堂に到着します。
烏丸通を東に曲がり六角通に入ると、六角堂の山門が現れます。
山門をくぐると、葉がたくさん付いた枝垂れ柳の奥に本堂が建っています。
それでは本堂にお参りです。
今まで何度も六角堂に参拝しているのですが、本堂にこんなに大きな提灯が吊るされているのにまったく気づきませんでした。
視界には入っていたのでしょうが、何も意識することなく、いつも本堂にお参りしていたようです。
境内の東側では、十六羅漢が参拝者を見守っています。
梅雨も明けて本格的に夏が到来しましたから、十六羅漢の像もこれから毎日のように強い日差しを浴びて暑いでしょうね。
六角堂と言えばハト。
境内を歩いていると、正面に3羽のハトがやってきました。
参拝者に食べ物をねだっているようです。
境内の北側には池があります。
六角堂を創建したのは聖徳太子です。
ある日、聖徳太子が四天王寺を建てるための用材を探すために京都にやってきたとき、ここで沐浴をしました。
その時、多良の木に持仏をかけておいたのですが、沐浴後に持仏が木から離れなくなり光を放って、この地に衆生を救うためのお堂を建てるようにとのお告げを受けたそうです。
そして、建立されたのが六角堂と伝えられています。
池では、優雅に白鳥が泳いでいます。
真っ白な白鳥がゆっくりと泳いでいる姿を見ていると、涼しい気分になってきます。
六角堂の北側には活花で有名な池坊会館があり、建物の前には立花モニュメントが設置されています。
三十二世池坊専好は、後水尾天皇(ごみずのおてんのう)の庇護を受け、彼が江戸時代前期に京都御所や仙洞御所、貴族の邸宅などで立てた立花・砂之物の絵図は約200点残されているとのこと。
そして、この立花モニュメントは、そのうちのひとつで、寛永7年(1630年)に立てられたスイセン一色の立花を再現したものだそうです。
ちなみに台座の花押は、専好自筆書状の写しだとか。
池坊会館の前の池ではたくさんの鯉が泳いでました。
水の中をスイスイと泳ぐ鯉の姿も涼しげであります。
こちらはわらべ地蔵。
お地蔵さんも、日差しを避けるために帽子をかぶってますね。
本堂へのお参りを済ませ、一通り境内の散策を終えたところで六角堂から出ることに。
短い時間でしたが良いお参りができました。
なお、六角堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。