4月初旬。
京都府八幡市の背割堤(せわりてい)を訪れました。
背割堤は、木津川と宇治川の間にある堤防で、1km以上に渡ってソメイヨシノが植えられています。
春になると、桜の木が一斉に花を咲かせ、堤防は薄紅色のトンネルに変身します。
見ごろを迎えたソメイヨシノ
背割堤の最寄り駅は、京阪電車の八幡市駅です。
駅から北に歩けば10分もかからずに背割堤に着きます。
背割堤では、予想した通り桜が見ごろを迎えていました。
背割堤に植えられている桜は、大部分がソメイヨシノなので、どの木も開花時期が同じです。
だから、このような桜のトンネルができあがるわけですね。
背割堤の遊歩道の入り口付近のソメイヨシノも満開であります。
京阪電車からも背割堤の桜のトンネルが見えますから、もしかしたら乗客の中には、この桜並木を見て途中下車する方もいるのかもしれませんね。
対岸の男山の桜も見ごろを迎えているようです。
背割堤は、桜のトンネルの中を歩くのも良いのですが、芝生に下りて桜並木を眺めるのがおすすめです。
どこまでも果てしなく続く桜並木は、まるで薄紅色の大蛇のようです。
背割堤にソメイヨシノが植樹されたのは昭和50年(1975年)のことです。
堤防の約1.3kmに200本以上植えられているから、春になると、このような桜のトンネルができあがるわけですね。
桜のトンネルの中を歩きます。
入り口付近は人が多いですが、奥に行くにつれて少しずつ減っていきますよ。
背割堤は木津川側の芝生には多くの人がいますが、反対の宇治川側にはほとんど人がいません。
無人の桜風景を見たいのであれば、宇治川側の遊歩道を歩くのがおすすめです。
とは言え、桜が満開を迎えた時に完全に無人になることはないのですが。
散り始める頃に訪れれば、人はかなり少なくなりますよ。
特に夕方なら、桜吹雪の中を静かに歩けますね。
背割堤の満開の桜並木を半分ほど歩いたところで引き返すことに。
最後まで行くと時間がかかりますから、今回はこの辺りで引き揚げましょう。
背割堤の入り口に架かる御幸橋から、桜並木を眺めます。
背割堤の満開の桜並木は、春のほんの短い期間にしか見ることができません。
京都には、たくさんの桜の名所がありますが、ソメイヨシノが満開になる頃には八幡市の背割堤に訪れてほしいですね。