3月初旬。
京都市左京区の下鴨神社に参拝してきました。
この時期の下鴨神社では、御手洗池の近くに植えられている光琳の梅が花を咲かせているはず。
例年だと見ごろ時期はもう少し先なのですが、2016年は暖冬だったため、もしかしたら満開になっているかもしれません。
本殿に参拝
下鴨神社の最寄り駅は京阪電車の出町柳駅です。
駅から5分ほど北に歩くと、下鴨神社の参道の入り口に到着します。

参道
広い糺の森の中にある参道は、まだ冬景色ですね。
この光景を見ると、春はまだ遠そうなのですが、私が訪れた日は快晴で気温も暖かかったため、気持ちは春でしたよ。
朱色の鳥居をくぐります。

鳥居
その向こうに建つ朱色の楼門もくぐります。

楼門
森を抜けて境内に入ると、日差しがまぶしく感じます。

境内
自分の干支の守護神にお参りを済ませ、その後に本殿に参拝です。

本殿
開運、厄除をしっかりと祈願しておきましょう。
満開の光琳の梅
本殿へのお参りを済ませたので、境内の東に植えられている光琳の梅を見に行きます。
やはり、予想通り光琳の梅は見ごろを迎えていました。

光琳の梅
鮮やかな濃い赤色の花に多くの参拝者が魅了されています。
この美しい梅の木を見て立ち止まらない人はいないでしょう。
光琳の梅は、尾形光琳の紅白梅図屏風のモデルになった梅の木と伝えられています。
国宝に指定されている屏風に描かれている梅だけあって、枝先まで濃い赤色の花がびっしりと咲いています。

反り橋と光琳の梅
梅の花は小さくて、あまり数多く咲かない印象があります。
しかし、光琳の梅は、一般的な梅よりも多くの花が一時に咲き乱れるので、華やかなのでしょうね。

欄干と光琳の梅
しかも、どの枝も天に向かってまっすぐに伸びています。

天に伸びる枝
枝全体に梅の花が咲いていて、まったく枝が見えません。
下鴨神社には他にも梅の木が植えられていますが、光琳の梅ほど美しくありません。
数もそれほど多くありませんね。
でも、満開の光琳の梅を一目見たら、誰もが良い観梅ができたと満足するでしょう。
本殿への参拝を済ませ、光琳の梅も十分に楽しんだので、そろそろ下鴨神社を出ることに。
舞殿では、まだ大きな申年の絵馬が掲げられていました。

申年の絵馬
最後に楼門付近からもう一度境内を眺めます。

楼門付近から見る境内
遠くからでも、光琳の梅の赤色が際立っていますね。
光琳の梅は、3月10日ころまでは見ごろを保っているでしょう。
なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。