2月下旬。
京都市下京区の東本願寺に参拝してきました。
東本願寺は、何年も修復工事が行われていて、お堂は白い壁で覆われていました。
でも、その修復工事もほぼ完成したようで、阿弥陀堂が数年ぶりに覆いを外した姿を現しましたよ。
きれいになったお堂
東本願寺は、京都駅から北に5分ほど歩いた辺りに建っています。
大きなお寺なので迷うことはないでしょう。
境内の東側に立つ大きな門は、御影堂門(ごえいどうもん)です。
御影堂門は閉じられているので、ここから境内に入ることはできません。
それにしても迫力のある門であります。
御影堂門の2階部分には、「真宗本廟」と書かれた扁額が架かっています。
御影堂門の少し南にある阿弥陀堂門。
参拝者はここから境内に入ります。
阿弥陀堂門をくぐると正面に工事を終えたばかりの阿弥陀堂が見えます。
さすがに修復して間もないので、阿弥陀堂はピカピカですね。
阿弥陀堂は、高さ29メートル、正面の幅が52メートル、奥行きが47メートルあります。
江戸時代には何度も火災に遭い、元治元年(1864年)の蛤御門(はまぐりごもん)の変での焼失後は明治28年(1895年)に再建されています。
阿弥陀堂の北隣に建つのは、さらに大きな御影堂です。
高さ38メートル、幅76メートル、奥行き58メートルもあり、内部は927畳の大広間となっています。
それでは、御影堂に上がってお参りをしましょう。
御影堂の廊下には、所々に修復の跡があります。
西本願寺の御影堂の廊下にも修復の跡があって、魚など様々な形の板がはめ込まれていますよ。
御影堂には、親鸞聖人の木造が安置されています。
そして、本来、阿弥陀堂に祀られている阿弥陀さまも、御影堂に一時的に引っ越しをされているので、こちらでお参りをします。
まだ、境内の工事は完全に終わっていないようですから、阿弥陀さまは、もうしばらく御影堂にいらっしゃると思います。
境内から見た御影堂門。
屋根の下側は横の部分の金色の装飾が見事ですね。
こちらは、横から見た阿弥陀堂です。
阿弥陀堂も、屋根の下側と横の部分の金色の装飾が立派です。
東本願寺の境内からは京都タワーも見えます。
東本願寺の和風建築物と近代的な京都タワーを同時に見ていると、不思議な感じがします。
江戸時代のような現代のような。
時空を超えた世界が目の前に出現したかのようです。
御影堂と阿弥陀等を同時に見るのもおすすめ。
大きな和風建築物が2棟並んでいる姿を見れるのは、東本願寺と西本願寺の他には、あまりありません。
新しくなった阿弥陀堂を見終えたので境内から出ることに。
南側の堀端では、背の低い紅梅が花を咲かせていましたよ。
なお、東本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。