京都にはたくさんの神社があります。
そのため、正月三箇日は京都に初詣でお越しになる方がとても多く、参拝に時間がかかります。
特にその年の干支と関係がある神社は、他の年よりも初詣客が多くなる傾向がありますね。
おそらく、申年は、サルと関係のある神社に参拝される方が多くなるでしょう。
そして、京都市左京区の大豊神社の参拝者も増えそうです。
日吉社の狛猿
大豊神社は、哲学の道の近くに建っています。
最寄駅は、地下鉄蹴上駅ですが、歩くと20分近くかかります。
大豊神社は、境内に様々な動物がいることから、近年、人気が出てきています。
きっと申年には、末社の日吉社に参拝する方が増えるでしょうね。
日吉社は、大豊神社の本殿の北側に愛宕社と並んで建っています。
日吉社の前には、目を見開いた愛嬌のある狛猿がいます。
サルは、日吉大神の使者とされていますから、「日吉」と名の付く神社には、多くの場合、境内のどこかにサルがいます。
京都市内だと、新日吉神宮(いまひえじんぐう)と日吉神社にもサルがいますね。
大豊神社の日吉社は災難除けのご利益があるとのことですから、申年に厄年を迎える方はお参りしておくと良さそうです。
日吉社の隣の愛宕社には、キジがいます。
愛宕社のご利益は火難除けです。
申年の次の酉年には、愛宕社にお参りするのもありですね。
狛猿と狛雉鳶以外の動物たちも見ておきましょう。
大豊神社の本殿の南に建つ大国社の前には狛鼠が2匹います。
大豊神社の境内にいる動物の中で、最も人気があるのが狛鼠です。
境内では、1月から3月の間に椿の花が咲きますが、よくネズミの頭に椿の花が乗っていますよ。
参拝者の方が、ネズミにおめかししていくのでしょうね。
ちなみに大国社のご利益は縁結びです。
お稲荷さんの前にはキツネもいます。
朱色の鳥居とキツネは定番ですね。
こちらにもお参りをして、商売繁盛のご利益を授かっておきましょう。
最後に狛巳(こまみ)です。
狛巳は、平成24年(2012年)に登場した割と新しい動物です。
上の写真は、狛巳が登場して間もない時期に撮影したのでピカピカと黒光りしています。
でも、最近、見に行った時は、風雨にさらされたためか、表面に白い砂埃がたくさんついて光沢を失っていました。
金運、招福のご利益があるとのことですから、狛巳にもお参りしておけば、福の多い1年になりそうですね。
なお、大豊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。