9月中旬に京都市東山区の粟田神社(あわたじんじゃ)に参拝してきました。
粟田神社は、京都の東の出入り口であった粟田口に鎮座しており、昔から旅人が旅行安全を祈願した神社として知られています。
秋は紅葉を見に京都各地を散策するでしょうから、今のうちに旅行安全のご利益を授かるためにお参りしにいった次第です。
自動式の手水
粟田神社の最寄り駅は、地下鉄東山駅です。
駅からは、南東に5分も歩けば粟田神社の鳥居の前に到着します。
上の写真に写っているのは、2つ目の鳥居です。
1つ目の鳥居は、三条通に面しており、それをくぐって50メートルほど歩くと2つ目の鳥居が現れます。
鳥居をくぐって坂道となっている参道を上って行きます。
少しずつ太陽の位置が低くなってきているためか、南向きに写真を撮影するとまぶしく感じます。
参道わきのサルスベリは終わりかけ。
夏から秋に季節が移ってきているのを感じます。
石段を上りきって境内に入ります。
爽やかな青空と粟田山の木々が、すがすがしい気分にしてくれます。
自動式の手水がありました。
人が近づくと龍の口から水が流れ出します。
本殿にお参りする前に、両手と口の中を手水で清めておきましょう。
本殿、摂社、末社にお参り
それでは本殿にお参りです。
本殿には、建速素盞嗚尊(たけはやすさのおのみこと)と大己貴命(おおなむちのみこと)を主祭神として祀っています。
厄除けで有名な祭神ですから、旅行安全だけでなく、災厄から心身を守ってもらえるようにもお参りしておきましょう。
本殿の裏には、摂社の出世恵美須神社があります。
この神社は、もとは三条蹴上にあり、源義経が平泉に旅立つ前に参拝したと伝えられています。
家運隆盛、商売繁盛の恵美須さまなので、仕事がうまくいくようにお参りしておきたいですね。
手水鉢の近くにある摂社の北向稲荷神社。
祭神は雪丸稲荷他三座とのこと。
平安時代の名刀匠であった三条小鍛冶宗近が、一条院の勅命により剣を打つ際に相槌を打ったお稲荷さんと伝えられています。
他にも粟田神社の周辺には、同様の三条小鍛冶の伝説が残っていますね。
北向稲荷神社の隣には、末社の太郎兵衛神社もあります。
青蓮院の西に祀られていた土地の守り神だそうです。
祠には、お稲荷さんがいらっしゃったので、商売繁盛のご利益を授けてくれるのでしょうか。
神楽殿(かぐらでん)には、今年の干支のヒツジのねぶた大燈呂が展示されていましたよ。
神楽殿のねぶた大燈呂を見るのも、粟田神社を参拝する楽しみのひとつですね。
境内の北側の展望台に行くと、爽やかな青空が広がっていました。
少しずつ空が高くなってきてます。
秋らしさが出てきてますね。
なお、粟田神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。