9月中旬の晴れた日。
京都市左京区の南禅寺を訪れました。
南禅寺は、京都でも有名な禅寺で、春や秋といった観光シーズンには、多くの旅行者や観光客の方で境内が賑わいます。
まだ夏が終わったばかりなので、観光で訪れている人はそれほど多くないはずです。
青空に映える伽藍
南禅寺の最寄り駅は、地下鉄蹴上駅です。
蹴上駅から北東に5分ほど歩くと南禅寺の入り口に到着します。
南禅寺に向かう途中に建ち並ぶ旅館や湯豆腐屋さんが、風情のある景観を作り出しており、ここを歩くだけでも京都らしさを感じることができますね。
入口の門をくぐり南禅寺の境内へ。
南禅寺に来ると、真っ先に見たくなるのが三門です。
遠くからでも雄大に見える三門。
しかし、写真だとその雄大さを伝えるのが難しいです。
楼上の内陣には、宝冠釈迦如来座像を本尊として、その脇には月蓋長者(がっかいちょうじゃ)、善財童子(ぜんざいどうじ)、左右に十六羅漢を配置しています。
また、徳川家康や藤堂高虎の木造も安置されています。
三門をくぐります。
奥には、法堂(はっとう)へと続く長い参道があります。
参道の左右の木々の葉の緑色が少し薄くなっているように見えます。
残り少なくなったサルスベリの花。
少しずつ秋が近づいているのを感じます。
空気が澄んでいたのか、法堂の頭上の青空が、くっきりとしていました。
背後の東山も緑色が際立っています。
本坊へと続く参道の両脇に植えられているカエデの葉が、一部赤色になっていました。
色付くのが早くないですか。
今年の紅葉は、例年よりも見ごろが早くなるのでしょうか。
まだ、これからの気候次第なので、どうなるかわかりませんが。
いつ見ても違和感を感じる水路閣。
今、お寺の境内にこのような建築物を建てようものなら、いろんなところから非難されそうです。
でも、明治の西洋化の風潮が強かった時代では、水路閣の建設に誰も反対できなかったのかもしれません。
現在では、水路閣も観光客の方に人気があるので、これを取り壊すとなると非難の声が上がりそうですね。
溝を流れる水が涼しげです。
緑色の苔もみずみずしいです。
南禅寺の塔頭(たっちゅう)の天授庵の塀の上から枝を伸ばすカエデも、葉の色が少し薄くなってきています。
ところどころ色づき始めている葉もあります。
天授庵の真っ白なサルスベリ。
まだ花は多く残っていましたが、盛りは過ぎているようです。
それにしても、きれいな青空が広がっています。
京都観光には申し分のない天気でしたよ。
なお、南禅寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。