7月24日は、祇園祭後祭の山鉾巡行が行われる日です。
1週間前の前祭(さきまつり)の山鉾巡行は、雨が降っていたので見に行くのをやめたのですが、後祭の山鉾巡行の日は快晴だったので、四条河原町に観覧しに行くことに。
ところが、先頭の橋弁慶山が四条河原町に到着する10時40分には、すでに四条河原町の交差点はたくさんの観光客の方で埋め尽くされていました。
これでは、山鉾巡行を見ることができないので、仕方なく少し西に移動して四条寺町付近で観覧することにしました。
橋弁慶山
四条河原町から四条寺町に移動している途中に見た橋弁慶山。
この時は停止中でした。
なので、その間にもっと見やすい場所へと移動です。
新京極通の近くまで来ると、観光客の方が割と少なくなっていたので、この辺りで山鉾巡行を見ることに決定です。
先ほど見た橋弁慶山がゆっくりと四条通を西に進んできます。
橋弁慶山は、謡曲の「橋弁慶」を題材にした山です。
山の上では、弁慶と牛若丸が五条大橋で戦っている様子が再現されています。
弁慶の攻撃をかわすようにひらりと飛ぶ牛若丸。
なんと牛若丸の人形は、足駄の金具1本で支えられているとのこと。
たった1本の金具だと、ちょっとした振動で倒れてしまいそうに思うのですが、巡行中に牛若丸が倒れそうになることはありませんでした。
これぞ職人芸ですね。
北観音山
2番目に登場するのは北観音山です。
天高く伸びた松の神木が、遠くからでも確認できます。
北観音山の装飾は絢爛豪華ですね。
上り観音とも呼ばれている北観音山は、楊柳観音と韋駄天立像を祀っています。
ゆっくりと進んでくる北観音山。
時折停止することがありますが、正面に乗る音頭取の合図があると、再び動き出します。
目の前を通り過ぎていく北観音山は、とても迫力があります。
山の2階部分からはみ出している囃子方が吹く笛の音色が、涼やかであります。
でも、あんなに狭い場所にたくさんの囃子方が乗っているのですから、暑くないわけはないでしょう。
しかも、雲が少ない天気でしたから、直射日光もきついはずです。
それでも、北観音山は涼しげに四条通を烏丸方向に進んでいきました。
山の後ろに見える大きな柳の枝も印象的でしたよ。
それにしても、四条通は暑いです。
工事で歩道が拡張されたので、山鉾巡行を見やすいのですが、拡張された歩道には屋根がないため、日差しから身を守ることができません。
あまり長時間、同じ場所にいると体が熱くなってくるので、たまに屋根の下まで後退しながら山鉾巡行を観覧しましたよ。
祇園祭2015年目次
- 祇園祭後祭山鉾巡行-橋弁慶山、北観音山・2015年
- 祇園祭後祭山鉾巡行-役行者山、八幡山・2015年
- 祇園祭後祭山鉾巡行-鈴鹿山、南観音山・2015年
- 祇園祭後祭山鉾巡行-鯉山、黒主山・2015年
- 祇園祭後祭山鉾巡行-浄妙山、大船鉾・2015年
- 祇園祭花傘巡行・2015年