4月初旬に京都府八幡市の正法寺(しょうぼうじ)に桜を見に行ってきました。
京都市外のお寺ということもあって、お花見に訪れる人は少な目なのですが、さらに雨の日だったこともあり、境内には全く人がいませんでした。
満開のソメイヨシノ
正法寺には、京阪電車の八幡市駅から京阪バスに乗車し、バス停「走上り」で下車して南に3分ほど歩けば到着します。
八幡市駅から歩くと徒歩約20分ですね。
入口に到着。
山門をくぐり境内に入ります。
参道の左側に満開のソメイヨシノがあります。
雨の日ではありましたが、桜はちょうど見ごろを迎えており、良い時期に訪れることができたようです。
参道の左側には保育園があり、その敷地から伸びた桜の枝には、無数の薄紅色の花が咲いていました。
曇り空ではありますが、満開の桜が美しいことに変わりはないようですね。
参道をまっすぐに進んだ先にあるのは唐門です。
その唐門の両脇のソメイヨシノも満開です。
特に唐門の右側にあるソメイヨシノが見事です。
塀からあふれるように咲き誇るソメイヨシノ。
これだけ美しい桜を見れるのに誰もお花見に訪れていないのですから、穴場の桜名所といえますね。
鐘楼と一緒に見る桜。
正法寺は、本堂などの文化財を鑑賞するには、拝観料500円が必要になります。
また、毎日、拝観できるわけではありません。
私が訪れた日は、拝観できない日でした。
ライトアップも行われる日があり、夜桜を楽しむことができるようですよ。
もう一度、唐門わきの桜を見ることに。
何度見ても、この桜は咲き方が見事ですね。
十分に桜を楽しんだことで正法寺から出ることに。
山門付近に建つ地蔵堂では、雛人形が飾られていました。
八幡市では、4月上旬に「八幡まちかど雛まつり」が行われ、町の様々な場所で雛飾りを見ることができます。
正法寺も、そのうちのひとつということで、雛人形が飾られています。
また、正法寺は歴史的にも興味深いお寺です。
このお寺を管理していた志水氏の娘のお亀は、徳川家康の側室となり、尾張藩祖の義直を産みました。
そのため、正法寺は尾張徳川家の庇護を受け廃絶することなく現在まで存続しています。
正法寺は、あまり知られていないお寺ですが、美しい桜を見ることができますし、貴重な文化財も拝観できるのですから、一度は訪れる価値があります。
紅葉もきれいなお寺ですから、春か秋のどちらかに訪れると良いでしょう。
なお、正法寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。