2015年の元日は、午後から大雪となった京都。
ちょうど雪が降り始めた頃、私は京阪電車の祇園四条駅にいました。
これから商売繁盛のご利益を授けてくれる恵美須神社に初詣に行くためです。
雪は降り始めていたものの、それほど強くは降っていなかったので問題ないだろうと傘も持たずに恵美須神社に向かったのですが、すぐに風と共に雪が強くなってきました。
雪が降りしきる境内
恵美須神社は、祇園四条駅から南東に5分ほど歩いた辺りに建っています。
入口は、東側の鳥居なのですが、雪が強くなってきたので、早く雪をよけるため西側の出口から境内に入りました。
さすがの雪ということで、境内は参拝者が少なめです。
毎年1月10日に催される十日ゑびすの時は、参拝者で境内が窮屈になるのですが、雪が降っているせいか、元日の恵美須神社は想像していたよりも、かなり初詣客が少なかったです。
何はともあれ、人が少ないので本殿へのお参りがすんなりと終わりました。
雪が強くなってきたので、しばし社殿の軒下へ。
コートが真っ白になるほど雪が体に積もっていました。
とりあえず、体から雪を払いましょう。
雪の勢いは収まるどころか、反対に強くなっていきます。
境内に祀られている恵美須さまが、吹雪にさらされて寒そうです。
そう言えば、宋からお茶を日本に伝えた栄西が帰国する海上で暴風雨にあった時、戎神が現れて難を逃れることができたと伝えられています。
恵美須神社は、それが理由で建仁寺を創建するときに鎮守社とされました。
この後、何事もなく帰宅できたのは、恵美須さまのご加護があったからなのでしょう。
恵美須さまの隣に設置されている賽銭箱に雪が積もり始めていました。
真っ白になるのも時間の問題ですね。
末社の屋根も雪で徐々に白くなっていきます。
さすがに吹雪のようになってきたので、境内から初詣客の姿が消えてしまいました。
私もこの後は、八坂神社に初詣に行くつもりなので、恵美須神社の境内から出ることに。
東の鳥居から外に出ると、大勢の初詣客の方たちが恵美須神社へと入っていきました。
どうやら団体さんのようですね。
皆さん、雪が降るのは予想外だったようで、今しがた買い求めたと思われるビニール傘をさしていましたよ。
雪の中、恵美須神社に初詣に訪れたので、しっかりと商売繁盛のご利益を授かれたはずです。
なお、恵美須神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。