年末になると、どこの神社でも新年の初詣客を迎えるための準備が行われています。
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)でも、少しずつ年越しの準備が進んでおり、冬至の12月22日に高さ8メートルの大きな矢が3本、境内に立てられました。
初詣に行けば、この大きな矢を見ることができるのですが、正月三箇日は初詣客の方で境内がごった返すので、ゆっくりと見ることができません。
なので、12月末に石清水八幡宮に参拝し、大きな矢を見てきました。
新年の準備が進む境内
石清水八幡宮は、男山の山上にあります。
京阪電車の八幡市駅からケーブルカーに乗車して男山の山上へと行き、そこから5分ほど歩けば参道に到着します。
参拝したのは午前中。
前日に雨が降った影響で、まだ空が雲に覆われていました。
表門の前は、古神矢、古神札、古いお守りの納所の準備が整っていました。
1年間、肌身離さず持っていたお守りは、ここに返します。
そして、初詣の時に新しいお守りを授かりましょう。
表門をくぐり境内へ。
こちらも新年の準備が進んでいます。
本殿の前には、2本の大きな矢が立っていました。
この矢に使われている竹は、境内から切り出したものです。
高さが8メートルあるのは、石清水八幡宮が「はちまんさん」の愛称で親しまれていることにちなみます。
横から大きな矢を見ると、上の部分が少し前に出ていました。
それでは、本殿にお参りです。
厄除のご利益を授けてくれるので、厄年の方は参拝されると無事に1年を過ごすことができそうですね。
神楽殿脇にも大きな矢が立っています。
こちらはまっすぐに立ってますね。
隣には、八幡御神矢を授与してもらえる建物があります。
冬至の日には、八幡御神矢やお守りなどに御霊(みたま)を入れる遷霊(せんれい)祭が行われました。
八幡御神矢にも厄除開運のご利益があるそうですよ。
本殿の脇には、おみくじを授与する建物ができていました。
その近くには、ご神木のクスノキが植えられています。
樹齢約700年で、楠木正成が植えたものと伝えられています。
本殿にお参りを済ませたので、境内から出ることに。
手水屋の近くに「浜田泰介の世界 富士六景」展の案内が出ていました。
期間は2014年12月30日から2015年1月11日までで、入場料は大人200円、中学生以下は無料です。
初詣の際に休憩を兼ねて見に行ってはいかがでしょうか。
男山から降り駐車場まで来ると、屋台の準備が行われていました。
新年を迎えると、この辺りは非常に活気が出ます。
近くの安居橋(あんごばし)の辺りにも、たくさんのお店が出るのですが、まだ全くお店が設置されていませんでした。
年末の神社の参拝は、普段とは違った雰囲気でした。
神社は、いつものんびりとした雰囲気なのですが、さすがに年末は忙しそうですね。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。