4月上旬に京都市上京区の白峯神宮にお参りをしてきました。
白峯神宮には、舞殿の前に左近の桜が植えられており、そろそろ見ごろを迎えているんじゃないかと思ったので、参拝したんですよね。
その期待に果たして応えてくれたのでしょうか。
八重咲きの撫子桜
白峯神宮は、地下鉄今出川駅から西に10分ほど歩いた辺りに建っています。
入口に到着すると、門越しに左近の桜が見えました。
どうやら期待どおり、満開のようです。
門をくぐって境内へ。
舞殿の右前に植えられているのが左近の桜です。
左近の桜の品種は、撫子桜(ナデシコザクラ)です。
白峯神宮と言えば、お参りすると、球技が上達すると言われています。
そのため、サッカー選手もよくお参りをしており、本殿の前には、球技関係の奉納品がたくさん並んでいます。
左近の桜の前にある説明書きには、「あたかも、オリンピックに出場する女子サッカーチームの愛称が『なでしこジャパン』であることに、驚きを禁じえません」と書かれていました。
近年の女子サッカーの世界的な活躍に、白峯神宮のナデシコザクも喜んでいるのではないでしょうか。
青空を背景に咲きほこるナデシコザクラ。
花の色は、ややピンク色。
八重咲きなので、ボリュームがあります。
密集して咲いている姿は、まるでサッカーボールのようです。
舞殿越しに見た左近の桜。
私が訪れた時は、参拝者が3人から5人程度でした。
なので、境内は全く混雑した感じがなく、じっくりとナデシコザクラを観賞できましたよ。
咲き始めの黄桜
白峯神宮の桜は、左近の桜だけではありません。
本殿の左側には、黄桜も植えられています。
まだ咲き始めて間もない感じでしたが、近くに寄って見ると、黄色い花がとてもきれいでしたよ。
黄桜は、なかなか見る機会がありません。
なので、黄色い花が咲いている姿を見ると、新鮮な気持ちになります。
開花時期は、ソメイヨシノよりも少し遅いので、世間が桜を意識しなくなったころに見ごろを迎えます。
本殿近くのソメイヨシノは、大部分の花が散っており、寂しい姿となっていました。
舞殿には、嵯峨御流の活花も献花されていましたよ。
春らしい活花ですね。
いつまでも静かな境内で、ナデシコザクラを見続けていたいのですが、そういう訳にもいかないので、白峯神宮から立ち去ることに。
桜の数は少なかったですが、良いお花見ができました。
なお、白峯神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。