4月上旬に京都市左京区の妙満寺に参拝しました。
妙満寺は、知る人ぞ知る桜の名所。
京都市中心部から離れていることもあって、桜の開花時期でも、お参りに訪れる人は少なめです。
強風に揺れる枝垂れ桜
私が妙満寺に訪れた日は、とても風が強く、空も曇ったり晴れたり、時には小雨がぱらぱらと降ったりと、忙しい天気でした。
叡山電車の木野駅から、南に10分ほど歩き、妙満寺の入口に到着。
山門をくぐり、境内に入ると、雪の庭の角に立派なヤマザクラがあります。
でも、訪れる時期が少し遅かったため、多くの花が散っており、華やかさがなくなっていました。
強風の影響もあるのでしょう。
風が吹くたびにひらひらと、桜の花びらが舞います。
山門をくぐり、右に曲がりまっすぐ進むと、大書院があり、その前に枝垂れ桜がたくさん植えられています。
枝垂れ桜も強風にあおられて、花がものすごい勢いで散っていきます。
空も薄暗くなり、さらに風の強さが増します。
そうかと思えば、風がピタッとやみ、空が明るくなる場面も。
その時に見た桜園の枝垂れ桜が、とても美しかったです。
全ての枝垂れ桜が同時に開花したのでしょうか、どれも同じくらいの咲き具合です。
強風で吹き飛ばされた雲の間から見える青空。
太陽に照らされた枝垂れ桜の美しい姿に見とれてしまいました。
強風でモヤが吹き飛ばされ、空気が澄んでいたのも、きれいな桜を見れた理由でしょうね。
でも、風が強すぎ、桜の枝が揺れ続けていたせいで、なかなかアップの写真を撮ることができません。
それでも、何枚かは、ボケずに写すことができました。
信行道場の前に植えられている立派な紅枝垂れ桜は、藤右衛門桜と呼ばれています。
この桜は、早咲きのため、終わりに近づいていました。
強風の影響もあったでしょうね。
満開になって、2日程度しか経ってないと思うのですが、半分以上の花を散らしていましたよ。
それにしても、桜園で並んで咲く枝垂れ桜はきれいですね。
ちょうど見ごろに訪れることができたようで、まだ、花が紅色を保っていましたよ。
枝垂れ桜は、終わりに近づくと、色が白くなりますが、そのような気配はありませんでした。
大書院の脇の枝垂れ桜も、早咲きのため、多くの花が散っていました。
風が強くなければ、まだ見ごろを保っていたと思うのですが、こればかりはどうしようもないですね。
本堂から見た比叡山
桜を見た後は、本堂にお参りです。
妙満寺の本堂は、東向きに建っており、そこから雄大にそびえる比叡山を望むことができます。
仏舎利塔とともに眺めると、まるで、外国に来たような気分になります。
妙満寺に参拝した時には、比叡山もしっかりと眺めておきたいですね。
なお、妙満寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
2014年4月6日追記
信行道場前の藤右衛門桜は、遅咲きだったようで、参拝した時は、実は咲き始めでした。見ごろを迎えるのは、4月中旬のようです。
訂正しお詫びいたします。