1月17日の初観音の日に京都市中京区の行願寺にお参りしてきました。
行願寺は、京都御苑の南東にあるお寺で、普段は、人が少なく静かなお寺です。
なので、心静かに観音さまにお参りできて、参拝後は、すがすがしい気持ちになれることでしょう。
本堂は参拝者だらけ
行願寺の最寄駅は、京阪電車の神宮丸太町駅です。
そこから南西に10分も歩けば到着します。
寺町通に面した山門をくぐり境内へ。
あれ?
本堂には、たくさんの人がいます。
これは予想外ですね。
本堂に近づいてみると、どうやら団体の参拝者の方たちのようです。
皆さん、般若心経を声に出して読んでいます。
やはり、初観音だから、参拝に訪れたのでしょうか?
これでは、本堂にお参りできないので、しばらく、境内を散策することにしました。
行願寺は、都七福神めぐりのひとつです。
寿老人を祀っている寿老人堂にお参りしておきましょう。
寿老人堂前のナンテンの実。
ナンテンの実は少なかったのですが、冬の殺風景な境内では、真っ赤な実がとても目立っていましたよ。
寿老人堂の脇に勢ぞろいしている七福神。
右から2番目に寿老人がいらっしゃいます。
膝にいらっしゃる木彫りのミニ寿老人がなかなか可愛らしいですね。
本堂の近くにはハボタンが植えられていました。
ハボタンも、この時期によく見かけますね。
ハボタンの近くでは、真っ赤なサザンカの花も咲いていましたよ。
サザンカは、花がすぐに汚れたようになって、見栄えが悪くなるのですが、行願寺のサザンカの花はどれもきれいな姿を保っていました。
先ほどの団体の参拝者の方たちが帰られたようなので、本堂にお参りしましょう。
行願寺は、寛弘元年(1001年)に行円上人が創建したお寺です。
行円上人は、ある日、子がいる鹿を射殺してしまったことを悔い、常にその皮をまとっていたことから、皮聖(かわのひじり)と呼ばれていました。
そこから行願寺は、革堂(こうどう)の通称で親しまれています。
本尊として祀られているのは、行円上人作と伝えられている千手観音像です。
本堂に上がってお参りするのに靴を脱がなくても良いので、手間がかかりません。
それでは、心を落ち着けて観音さまにお参り。
私がお参りを済ませた後も、ちらほらと参拝に訪れる人がいました。
地元の方たちのように思われます。
こういった人たちのお参りがあるお寺が、長く続いていくんでしょうね。
なお、行願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。