毎年旧暦の七夕になると開催される京の七夕。
2013年は、8月3日から12日までです。
京の七夕は、主に堀川会場と鴨川会場でいろいろな行事が催されます。
特に堀川はたくさんの人で賑わいます。
何と言っても、ここでは、とてもきれいな光の天の川を見ることができますからね。
蘇る路面電車や光の友禅流し
堀川会場に到着したのは、午後7時30分頃です。
すっかりと暗くなって、光のアート作品を見るのには、ちょうど良い時間帯です。
堀川会場入り口は、意外と人が少な目。
写真が暗くてよくわかりませんね。
堀川会場の入口は、二条城付近です。
ここから北向き一方通行で一条戻橋まで進みます。
ゆっくりと歩いていると、突如、シュッシュ、シュッシュという音とともに闇を切り裂くように猛スピードで電車が駆け抜けていきました。
というのは冗談です。
電車のスピードはとてもゆっくりでしたが、夜だったので、写真がボケただけです。
この電車は路面電車の模型で、昔は、京都でも多くの路面電車が走っていました。
その路面電車をもう一度よみがえらせようといった試みですね。
上流から流れてくる青色のボールは、いのり星。
この光の玉が、なんとも幻想的なんですよね。
毎年、堀川会場では、学生アート作品が展示されます。
京都市立芸術大学の学生さんたちによるものです。
竹と光をうまく使った作品は、見ていて楽しいですね。
上の作品は、「つかいのもの」という名で、大きな白い板に竹の影ができるように光を当てています。
こちらは「浮竹(うきたけ)」という作品。
真っ白に照らされた竹が宙に浮いていて、不思議な雰囲気を漂わせています。
堀川会場の前半で最も人気があるのが光の友禅流しです。
堀川の流れに身を任せるかのように延びた友禅が、光に照らされて輝いています。
ここは、誰もが写真を撮ろうとするので、大渋滞が起こります。
加えて、道も狭くなっていますから、なかなか前に進むことができません。
青く輝く光の天の川
光の友禅流しを超えると、落ち着いた空間が現れます。
ゆっくりと歩いて行くと、空から降り注ぐような光の玉が現れました。
その下を流れていくいのり星とともにみるのがおすすめ。
止まった光と流れる光が調和して、とてもきれいなんですよね。
そして、お待ちかねの光の天の川です。
青色の光が縦に延びています。
時間が経つと今度は黄色から白色へと光が変化します。
さらに白色から青色へと変わっていきます。
毎年見ていますが、飽きることがないですね。
光の天の川の次は、京都となじみのある企業のメッセージ行灯(あんどん)がずらっと並びます。
京阪電車、八ッ橋屋さん、映画村など知っている企業のメッセージ行灯がいっぱい。
それぞれ一言書かれたメッセージを読むのも面白いですね。
またまた学生アート作品の展示です。
下の作品は、「竹town”街”」という作品です。
小さな人形がいっぱいあって賑やかな作品です。
他の作品とは違って人のふれあいを感じさせます。
堀川会場も終盤。
願い七夕に到着しました。
笹には、たくさんの短冊が吊るされています。
皆さん、熱心に願い事を書いていますね。
きっと叶うことでしょう。
ゴール付近には、青色の滝がありました。
今年の堀川会場は、いつもよりも青色が目立っていましたね。
ゴール近くでは、利き水も行っていましたよ。
列ができていたので、私は遠慮しましたが、堀川会場を最後まで見ると喉が渇くので、利き水でのどを潤すのも良いのではないでしょうか。
京の七夕2013年目次
- 京の七夕でライトアップされた二条城・2013年
- 京の七夕堀川会場・2013年
- 京の七夕鴨川会場・2013年
- 石清水八幡宮の夜間特別拝観・2013年夏