京都市左京区の岡崎には、京都市動物園があります。
京都市動物園は、1903年に開園された100年以上の歴史がある動物園です。
最近では、全国各地で動物園が話題となることが多く、京都府でも福知山動物園ではイノシシに乗るサルが人気になりましたね。
今まで京都市動物園には、ほとんど行ったことがなかったので、時間があったことから、行ってみることにしました。
園内を時計回りに探検
京都市動物園は、地下鉄東山駅または蹴上駅から徒歩10分ほどの場所にあります。
京都駅からだと、市バスに乗車して「動物園前」で降りるのが便利です。
さあ、やってきました。
京都市動物園に。
入口の自動券売機で入園券を購入。
一般は600円。中学生以下は無料です。
そして園内に入ります。
一歩中に入れば、そこは動物たちの匂いがいっぱい。
入口から時計回りに探検していきましょう。
カモ類のオリ
園内に入って最初に目にするのが、カモ類がいるオリです。
ここには、様々な種類のカモがいます。
でも、カモは、鴨川にいけばたくさん見ることができるので、あまりワクワクしませんね。
オリの中を覗いてみると、やはり見たことがあるようなカモがいっぱい。
どのカモものんびりとしています。
見たことがあるカモばかりと思ってみていたら、大きなカモがやってきました。
いや、これはカモではなく、クロエリハクチョウという鳥のようです。
クロエリハクチョウは、南アメリカ南部、フォークランドに分布しているとのこと。
歩くのが得意でないため、ほとんどの時間を水面で過ごしているそうですよ。
そう言えば、まったく陸に上がっていませんでしたね。
オリの奥には、スラっと背の高い鳥が1羽。
こちらはシュバシコウです。
シュバシコウは、木の上だけでなく人家の屋根にも巣をつくるそうです。
高いところが好きなようですね。
高いところと言えば、オリの中の高くなっている一帯にオシドリが1羽いました。
仲の良い夫婦をおしどり夫婦と言ったりしますが、京都市動物園のオシドリは、一人ぼっちでしたよ。
迫力あるネコ科の動物たち
カモ類を見た後は、園内の北西にあるネコ科の動物たちのオリへ。
ジャガーのオリに行ってみると、1頭のジャガーが寝転んでいました。
このジャガーの名前はグランデ。
1988年生まれということだから今年で25歳ですね。
野生のジャガーの寿命は12歳から15歳程度で、飼育下でも20歳前後と言われています。
ということは、グランデはかなりの高齢ということになりますね。
グランデおじいさんは、腰が曲がって歩くのに不自由しているとのこと。
そのため、動物園では痛みを和らげたり、関節の動きが良くなる薬を飲ましているそうです。
寝転んだまま動こうとしませんね。
やはり、歩くのがしんどいのかもしれません。
次に向かったのがライオンのオリ。
ここには、オスとメスが1頭ずつしましたよ。
オスライオンの名前はナイル。
ナイルの視線の先にはたくさんの園児たち。
園児たちがガラスをたたいてナイルの気を引こうとしています。
眠そうな顔をしているナイルですが、時折、園児たちの気持ちにこたえるかのように「ワフッ、ワフッ」と声を出していましたよ。
メスライオンのクリスはお昼寝中。
なんとも無防備な寝顔です。
こうやって見ると、ライオンもネコと変わりませんね。
でも、こんな穏やかな顔で寝ているクリスですが、吼えるとナイルも逃げてしまいほどの迫力だとか。
ライオンのオリの近くには、アムールトラのオリもあります。
3頭のアムールトラが別々のオリに入っています。
アムールトラは、ネコ科の中で最も大きいそうです。
体を伸ばして熟睡中のアムールトラは、メスのアオイです。
アオイは2004年生まれだそうです。
2010年には3頭の子を出産。
アオイの三男坊がルイです。
ルイは、ずっとオリの中をグルグル回っていました。
次男坊のオクは、とても大きな体をしています。
2歳になった時には、アオイお母さんよりも体が大きくなっていたそうです。
オリの中を右に左にゆったりと歩く姿は迫力があります。
目もなかなか鋭いですね。
でも、こんなに大きな体をしているオクは、その体に似合わず、子供たちの人気者。
オリの周りは、キャッキャとはしゃぐ子供たちでいっぱいでしたよ。
京都市動物園探検記目次
- 京都市動物園探検記・カモ類とネコ科の動物編
- 京都市動物園探検記・シカと鳥類舎編
- 京都市動物園探検記・霊長目編
- 京都市動物園探検記・フクロウとアジアゾウ編
- 京都市動物園探検記・熱帯動物館編
- 京都市動物園探検記・おとぎの国編
- 京都市動物園探検記・アフリカの草原編