京都市左京区の清水寺は紅葉の名所であるため、5月は、新緑がとてもきれいな時期です。
最近は、あまり清水寺に訪れていなかったのですが、久しぶりに清水の舞台から新緑を見てみようと思い、5月下旬に訪れました。
錦雲渓に広がる新緑
さて、清水寺の入口の仁王門に到着してみると、いつものようにたくさんの観光客の方がいました。
観光客の方を見ていると、やはり、この時期は修学旅行生が多く、制服姿の中学生がたくさんいましたよ。
普段なら、仁王門を通り過ぎてすぐに拝観受付に向かうのですが、今回は、西門(さいもん)を真下から見上げてから境内に入ることにしました。
西門は、普段は通ることができません。
西門の後ろに立つのが三重塔ですが、ここからだと西門に隠れて上の方が見えるだけですね。
拝観受付で拝観料300円を納めて、本堂へと進みます。
清水寺の本堂は、清水の舞台で有名ですね。
その眼下に広がる錦雲渓の景色は見事です。
新緑に包まれて、境内が緑色ですね。
様々な角度で見る清水の舞台
清水の舞台の次は、阿弥陀堂へ。
残念ながら、阿弥陀堂は工事中のため、参拝はできません。
でも、阿弥陀堂の前は通ることができるので、定番の清水の舞台を見ることはできます。
いつ見ても、空中に浮いているように見えます。
次は、少し角度を変えて、清水の舞台から三重塔までを眺めます。
伽藍が緑色の雲の上に浮かんでいるようです。
今度は、清水の舞台の正面に建つ子安塔(こやすのとう)付近から伽藍を眺めます。
ここからだと、建物が一直線に並んでいるのがわかりやすいですね。
ただ、この時期は、カエデの葉が少し邪魔になってしまいます。
子安塔付近から伽藍を眺めるなら、葉が全て散った冬が良さそうです。
誰もいない音羽の道
子安塔から次は、音羽の滝に向かいます。
音羽の滝は、清水の舞台の真下にあります。
音羽の滝に行く途中、一瞬、人の流れが途切れたので写真を1枚撮影。
無人だったのもつかの間、音羽の滝が近づくにしたがって、人の数は増えていきます。
この辺りには、休憩できるお店もあるので、人が留まりやすいのでしょうね。
いつもなら、このまま音羽の滝へと進むのですが、左側に急斜面の道が現れたので、そちらに行ってみることに。
この道は、音羽の道というそうです。
以前にもあったのでしょうが、その存在に全く気付かなかったので、今回初めて行くことになります。
音羽の道は、急斜面になっているので、入口には体力に自信がない方は遠慮してください、といった感じの注意書きがありました。
そのような注意書きがあるためか、音羽の道には、ほとんど人がいませんでした。
清水寺の境内で、これだけ静かなところは他にないですね。
空からさんさんと降り注ぐ日差しに照らされた新緑がとてもきれいでしたよ。
音羽の滝から出口へ
音羽の道から帰ってきて、人の流れに従い、音羽の滝へ。
やはり参拝者が多いですね。
ここはいつも満員です。
なので、音羽の滝の水を汲んだことが一度もないんですよね。
清水の舞台の下の新緑がとてもきれいです。
池のほとりの新緑と、その向こうに見える三重塔。
初夏らしい景色ですね。
拝観を終えて、出口へ。
出口付近では、きれいに刈り込まれたサツキの花が咲き始めていましたよ。
なお、清水寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。