雨宝院の桜・2013年

京都市上京区は、あまり観光地といったイメージがありませんが、桜の名所が多くあります。

民家に混ざってひっそりと立つ雨宝院もそのひとつですね。

雨宝院には、遅咲きの桜が植えられており、ソメイヨシノが終わるころから境内が華やかになっていきます。

ということで、4月中旬に雨宝院に参拝してきました。

椿とヤマブキ

雨宝院は、西陣にあります。

市バス「今出川浄福寺」から北に5分ほど歩いた辺りですね。

境内に入ると、頭上が格子状に木で覆われています。

境内

境内

まずはお堂にお参り。

ここはたくさんのお堂があって、どれが本堂なのかよくわかりません。

なので、いつも鎮守社もあわせて数ヶ所にお賽銭を入れてお参りするんですよね。

お参りを済ませた後は、すぐに桜を見たいところですが、まずは椿を観賞することに。

雨宝院の境内には、いろいろな種類の椿が植えられているので、こちらも見ておきたいところです。

特にきれいなのが、五色椿です。

五色椿

五色椿

遠くからだとわかりにくいですが、近くに寄ると八重のきれいな花がいくつも咲いているのがわかります。

白い花

白い花

白い花に桃色の筋が入って、とてもきれいです。

五色椿は、その名のとおり、様々な色の花を咲かせます。

赤色と白色の花の共演は見事ですね。

白い花と赤い花

白い花と赤い花

次は、境内の東のお稲荷さんへ。

お稲荷さん

お稲荷さん

こちらには、黄色い花をたくさん咲かせたヤマブキがありましたよ。

ヤマブキ

ヤマブキ

ヤマブキ、菜の花、タンポポと黄色い花を咲かせる花は、見ているだけで元気になります。

お花見の際には、こういった花も見ておきたいですね。

満開の松月

それでは、いよいよ桜の観賞です。

境内全体としては、終盤といった感じで、観音桜は見ごろを過ぎていました。

観音桜

観音桜

枝垂れ桜や歓喜桜も終わりかけでしたね。

でも、境内の南に植えられている松月はちょうど見ごろを迎えていましたよ。

松月

松月

枝にびっしりと付いた白い八重の花。

参拝者の多くが、この桜に釘づけでしたよ。

松月を縦に撮影

松月を縦に撮影

雨宝院の境内は、あまり広くないのですが、参拝者は多めでした。

以前よりも訪れている方が多かったので、少しずつ桜の名所として認知されてきているようです。

私が訪れた日には、テレビの撮影もしていました。

そのカメラが撮影していたのは、緑色の花を咲かせる御衣黄(ぎょいこう)でした。

御衣黄

御衣黄

私も近くで見たかったのですが、場所がテレビの撮影に使われていたため、遠くから写真を撮ることに。

何だかよくわからない写真になってしまいました。

テレビのスタッフの方が、ここは桜の穴場だとおっしゃっていましたが、放送されたら穴場じゃなくなるんでしょうね。

なお、雨宝院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊