霊宝館の満開の枝垂れ桜・醍醐寺

京都には桜の名所が数多くありますが、枝垂れ桜の名所はどこかと聞かれれば、伏見区の醍醐寺を真っ先に挙げる方が多いのではないでしょうか。

数えたことはないですが、とにかく境内のいたるところにたくさん枝垂れ桜が植えられています。

開花時期は、ソメイヨシノよりも早く、3月末にはおおむね見ごろを迎えますね。

私が醍醐寺に訪れたのは3月25日でした。

今回は、霊宝館の枝垂れ桜を観賞することに。

数々の宝物を鑑賞できる霊宝館と仏像棟

醍醐寺は、地下鉄醍醐駅から10分ほど東に歩くと到着します。

お花見シーズンになると、駅から醍醐寺の間は、観光客の方が多く歩いているので、その流れに従って進めば迷うことなく醍醐寺に行けます。

まだお花見には少し早い時期だったせいか、私が訪れた時は、ピーク時よりもかなり人が少なかったですね。

普段なら総門前の枝垂れ桜を囲むように写真撮影が行われているのですが、ほとんど人がいませんでした。

総門の枝垂れ桜

総門の枝垂れ桜

総門前の枝垂れ桜は、まだ見ごろ前の状態。

ちょっと来るのが早かったかもしれません。

とは言え、ここで引き返すのはもったいないので、とにかく霊宝館に入って桜の状態を確かめることに。

霊宝館入口

霊宝館入口

霊宝館の拝観料は600円。

三宝院と伽藍の拝観もそれぞれ600円ですが、3ヶ所共通の拝観券なら1,500円で購入できるので、醍醐寺に訪れた時は、共通拝観券の購入をおすすめします。

霊宝館には、醍醐寺の宝物が多数展示されています。

霊宝館

霊宝館

醍醐寺に伝わる宝物は10万点を超えるそうです。

私が入館した時には、大きな屏風や大きな仏像などが多数展示されていました。

豊臣秀吉が醍醐の花見をした時に出席者が詠んだ歌なんかも展示されていましたね。

霊宝館の隣には、仏像棟があり、こちらも中に入ることができます。

仏像棟

仏像棟

仏像棟内に展示されているのは、その名のとおり、仏像です。

不動明王が恐ろしい顔をして私を睨み付けていましたよ。

五重塔の柱もここに展示されていました。

大きな枝垂れ桜が満開

霊宝館に入る目的は、上で紹介した宝物を鑑賞することなのですが、春は、敷地内に植えられている枝垂れ桜を見ることが目的という方がほとんどなのではないでしょうか。

霊宝館の入口付近の枝垂れ桜は、まだ満開になっていませんでしたが、ほぼ見ごろでした。

霊宝館入口付近の枝垂れ桜

霊宝館入口付近の枝垂れ桜

枝を横に広げるような形ではなく、細長い枝垂れ桜です。

通路の奥にある枝垂れ桜は先ほどの枝垂れ桜とは正反対で、横に枝を広げた姿をしていました。

通路奥の枝垂れ桜

通路奥の枝垂れ桜

やはり枝垂れ桜は、このボリューム感がいいですね。

霊宝館には、枝垂桜の他にソメイヨシノも植えられています。

ソメイヨシノは咲き始めてまだ間もなかったため、2分咲きから3分咲き程度でした。

咲き始めのソメイヨシノ

咲き始めのソメイヨシノ

最も見ておきたいのが、霊宝館と仏像棟の間に植えられている大きな枝垂れ桜です。

大きな枝垂れ桜

大きな枝垂れ桜

とても立派な枝垂れ桜で、拝観者の方たちが、この前で記念撮影をしていましたよ。

仏像棟近くの燈籠付近から撮影。

燈籠と枝垂れ桜

燈籠と枝垂れ桜

次は見上げるように撮影。

見上げる枝垂れ桜

見上げる枝垂れ桜

ちなみに上の大きな枝垂れ桜は、霊宝館内の休憩室から眺めるのが最もきれいです。

イスも置いてあるので、のんびりと座って観賞できますよ。

ただ館内からの写真撮影は禁止ですので、しっかりと目に焼き付けてください。

霊宝館には、外周にも枝垂れ桜が3本ほど植えられています。

霊宝館外周の枝垂れ桜

霊宝館外周の枝垂れ桜

外周の枝垂れ桜はとても背が高いので、真下から見上げるように眺めたいですね。

でも、外周の開放は27日以降だったため、残念ながら間近で枝垂れ桜を見ることはできませんでした。

霊宝館を出て、仁王門へ。

仁王門付近の枝垂れ桜

仁王門付近の枝垂れ桜

この辺りの枝垂れ桜も見ごろでしたよ。

なお、三宝院や五重塔付近の桜については、以下の過去記事に写真を掲載していますので、ご覧になってください。

また、醍醐寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。